【北摂】天狗岩・三蔵山ヤブオフ
登るも下るもピンポイント目標の読図ヤブオフ
【行き先】 北摂:天狗岩・三蔵山(411.4m) 【日 時】 2003年2月23日(日) 【メンバー】妻恋地蔵さん・隠岐さん・林さん・ダンノ凡太郎さん・ 白夜の貴公子さん・織田さん・矢問 【コース】 道の駅「いながわ」==(車)==香合新田(こうばこしんでん) 〜笹尾峠〜327.4m山〜笹尾峠(県道)〜331m山〜木津峠 〜天狗岩〜三蔵山〜ハタチノ峠〜猪名川町火葬場==(車) |
鈴鹿の鎌ケ岳へ行くつもりが、寝不足と風邪から治ったところで体調が いまひとつなので、近場の妻恋地蔵さんのヤブ山企画にドタ参させて いただくことにした。天気予報は、朝は曇り、昼から回復というが・・。 8:10 猪名川町の道の駅へ行くと白夜の貴公子さんが先着。 ネットではよく知っているもののお会いするのは初めてで、挨拶した。 大加茂さんやみーとさん、しぇるぱさんのこともよくご存じ(^^) 続いて「月報・西谷」を発刊されている林さんが到着。2年ぶりの再会。 次に妻恋地蔵さんと隠岐さんが到着。最後にダンノ凡太郎さんが到着。 『山を駈ける風になれ』(山と渓谷社)の著者、織田正憲(おりたせいけん)さん はMTBで、香合新田で待っているとのこと。 下山の猪名川町火葬場横に3台デポ。エスケープ時の時のために上佐曽利 公民館の所に林さんの車をデポ。矢問号1台に乗り込み香合新田へ。 |
さあヤブ山7人衆の出発だ〜 | 「ここから登り始めますよ」 |
9:15 香合新田で織田さんとも合流。織田さんのMTBを林さんのお知り合い宅にデポ。 さあ出発だ。少し山の中へ進むと地元の人が「笹尾峠」と呼ぶ今日の出発点。 妻恋地蔵さんからルートの説明。 峠のすぐ横の崩壊した山肌の右端を登り始める。隠岐さんが運動靴で滑り 濡れた斜面はつらそう。木をつかみ踏ん張って登る。 |
スタートからなかなかのヤブ(^^) | 「こら、何すんねん!」と貴公子さん |
尾根を1本早く南東進したのか池の真西に出てきた。この辺りも読図が難しい。 町界線の尾根に乗ってしまったようだ。登り直しのトラバースで主尾根へ。 尾根を南下し尾根が2つに別れるところを南東側(左)へ。 |
さ〜て、読図、読図 | エルベC.C.の基準点 |
10:15 「エルベCC」の基準点がある。ここからはどんどん南東へ下れば道に出るが 妻恋地蔵さんは「ピンポイント下山を目指しましょう」と。途中で何度も読図。 木に引っかかりズボンの裾がビリッ(^^;)。ジャンパーの袖がビリッ(^^;) |
「予定どおりの地点」と妻恋地蔵さん | オススメの水場 |
10:40 予定どおりの地点である「峠」に出た。そこから少し北へ行き、少し入った ところに妻恋地蔵さんオススメの「水場」がありノドを潤す。 そこから50mほど登るとP296地点。尾根づたいに南南東へ進む。 なかなかの薮。枝をかき分けかき分け、それでも引っかかる〜(^^;)。 僕以上に白夜の貴公子さんは薮に好かれているようで、倒木が頭に落ちて きたりイバラに絡まれたりして「こらっ、なにすんねん!」とヤブをかき分けても まとわりつく枝やイバラにどなって、これこそ「ヤブニラミ〜(^^)」状態が続く。 |
P327.4の三角点 | 「ここのヤブも濃いですね」と林さん |
11:15 P327.4m地点。三角点がある。林さんが三角点にかかっている倒木を 踏んで折ろうとしても折れない。周囲の落ち葉や木っ端を綺麗にした。 ここからは町界線沿いに、南南東・南・やや西・南東と読図しながら進む。 町界とはいうものの、杭もなにもない薮の道(^^;)。 |
笹尾峠から再度登りにかかる | それ行けホイホイ細い道 |
12:02 ピンポイントで、県道「笹尾峠」の舗装路に出た。小雨が降り出した。 猪名川町と宝塚市の界だ。斜面の細い溝状の急登にかかる。 登ったところで小休止。以前、妻恋地蔵さんはハナちゃんと南西に行った らしいが先は崖。間違いやすい地点でもある。霧雨の中、西進する。 |
P331地点 読図でルート確認 | ここのヤブ道は気持ちいいぞ | 歩きよいですね〜 |
12:35 P331地点。ここからも峠までずっと町界沿いに尾根を進む。 峠にさしかかる少し手前に工事現場用のトイレがポツンと放置。 12:59 「木津峠」に出た。県道323号の東先で舗装路。 資材置き場か、小屋跡かの裏を少し入ると、旧道があり、石仏がある。 石に刻まれている年代(明和三年=1766年)を読み、しばし歴史談義。みなさん博学だ。 |
木津峠と廃屋?跡 | 童女の石仏・水子? |
そのすぐ奥は谷間になっており水場がある。その横の崖を慎重に通過。 「パ〜ン!」遠くで猟銃の音・・・・猟期は終わってるのに・・・。 ゴルフボールが落ちている。こんな所まで誰が飛ばすの(@_@); いよいよ三蔵山への急登が始まる。こちらから登るのは初めてなので ワクワクする。等高線どおりどんどん急になり、手も足も総動員。 |
落石注意〜 | ますます急登になる |
小雨なので滑りやすい。林さんが近頃運動不足とのことで息が苦しそう。 見慣れた斜面と岩が。以前このあたりまで下ってきたことがある。 少し東に進み、そこから下り、天狗岩探し。 13:49 「天狗岩に出たよ〜」と妻恋地蔵さんの声に「おおっ!」とみんな歓声。 え〜っとGPSでは・・・北緯34.55.50.4 東経135.19.53.3 φ(。。;)メモメモ |
天狗岩からの展望を楽しむ | 西側から・上は妻恋地蔵さん | 天狗岩東側 |
せっかくの大展望がガスと雲でやや墨絵状態。(;_;) この辺の山に詳しい面々なので見えている山の名や、城跡など歴史の話し もどんどん出てくる。流石だ。「矢問さん、いつかここでビバークしましょう」 と妻恋地蔵さん。天気が良ければ本当に気持ちの良いところだと思う(^^)。 「雨の中だけど、昼食にしましょう」と妻恋地蔵さんの号令。 止まっていると流石に寒い。雨具を着た。各自弁当を食べる。 寒いのでじっとしておられず、天狗岩の周囲を一人で下り一周した。 東からより西から見た方が迫力がある。東からはやや登り返しにくかった。 岩の下はすこしハングぎみで雨もかからない。風邪がぶり返しそうに寒い。 林さんのカメラで集合写真を撮った。風邪のぶり返しを感じられたので先に 体を温めるために1人山頂へ登り始める。この斜面は2〜3度歩いている。 城があった山らしく、薮の中にいくつも郭跡がある。 14:40 三蔵山(411.4m)山頂。ゴルフ場方面の展望も雨で今ひとつ。 |
三角点手前にて | 三蔵山・三角点にて |
ここからは西進下りして南下の尾根沿い。途中で左に曲がる所をやや直進。 「あれっ?ここは左(南東)へ曲がるはずだが・・・」と思っていたら やはりそうだった。そこを下ると「ハタチの峠」P242地点。「ハタチ」とは畑地で あったという名残かな。 ゴルフをする人の声は遠のいて人がいなくなった。 ゴルフ場に少し入って三蔵山の展望を試みたが、手前の尾根でよく見えない。 ハタチの峠からは旧道を下山。この下山道は初めてだ。 (以前MICKEYときたときは尾根に登り下山。尾根には踏みあとがある) 15:30 下山完了。最後の最後で泥んこになった靴を水たまりで洗いつつ、火葬場横の 車デポ地へ。 15:45 デポ地にて解散。妻恋地蔵さんの案内で白夜の貴公子号と 矢問号は三蔵山の撮影ポイント探しをしつつ帰宅。 |
上佐分利から見る三蔵山 |
近場の山で、読図の練習にもなり、三蔵山の知らない北西面を知れて 良かった。歴史の解説豊富な一日だった。みなさん本当にありがとう! 【参考書】 ◎妻恋地蔵さんの著書『低山趣味U』p19〜p24と略図 |
この1つ前の記録は「芦生北山・三国岳」の記録です | |
以前MICKEYと01年12月に行った時の三蔵山の記録へリンク |