沢【東播磨】三谷川・三谷から千ガ峰
【行き先】 東播磨・三谷川 三谷から千ガ峰(1005.2m) 【日 時】 2002年9月8日(日) 【メンバー】 矢問&MICKEY 【コース】 三谷登山口横から入渓−雌滝30m−雄滝20m−千ガ峰 −三谷登山道を下山−三谷登山口 |
家族で良く登った千ガ峰。今回は沢登りで登ってみようと朝5:50に家を出た。 門村手前で霧雨が降り出したが、三谷登山口に着くとピタリと止んだ(^^)v トイレのある三谷登山口には前夜テン泊の沢屋さん中年の男女5人組がテントの 撤収をして沢準備をしてた。 |
三谷登山口 |
7:30 僕らも急いで準備し、軽く会釈して先に出発した。 登山口のすぐ横から入渓。斜溝状5m、4m、3mの小滝を越えると登山道と 交差。 5条3m、階段状の2条8m、4m、斜8mと続く「なかなか最初から楽しいね」 とどんどん先に行くMICKEY。雨上がりで水量もまあまあ(^^)v。 |
登りやすく階段状になってる | 水量も満足 | 登りやすい! |
雌滝30mが出た。傾斜があり、登れそう。これは左水際を登ることにした。 |
雌滝を登り始めるMICKEY | 滑りやすいよ!あと少しで20m地点 | 落ち口から下を見る |
なかなか滑りやすい箇所もある。20m地点の水際に草が生えている所でMICKEY を待つ。「高度感あるね。滑り台みたい」と言ってたらMICKEYが「あっ!」と言って スリップし転けて滑り始めた。僕は条件反射で手を伸ばしザックをつかむ。 止まった!「ごめんごめん、油断した」とMICKEY。 「心臓止まるかと思った。持てるのはこの草の束だけだし(^^;)滑り出したら下まで 止まらないし大事故やったね。あと落ち口までの10mは僕が先に登ってロープを 降ろすからここで草をしっかり持って待機していて」その水際にはハーケンがあった。 最後の乗り越し部にはリングボルトと残留シュリンゲがある。 落ち口に到着して座り込み足をクラックに踏ん張ってビレー開始。MICKEYが登ってきた。 「もっと室内クライミングで練習しないとダメやねぇ・・・」と反省している様子。 大事に至らず本当に良かった。またここで登山道と交差する。 |
雄滝が見えた! | 雄滝は右から登る | 落ち口より下を見る |
次に橋のすぐ先に出たのは雄滝20m。こっちは雌滝より立っているが右にピン クの環付きボルト。右が登れるがなかなかコワイ(^^;)。(安全策はすぐ左が簡 単に巻けて落ち口に着く)落ち口にはボルトが3本ある(1本は壊れている) MICKEYにはロープを出す。 次に3〜4m5本ほどの連瀑帯。6mの滝も直登できる。 |
3mほどの滝をMICKEYは「行者の滝、または、打たせ滝と命名!」と(^^) |
「打たせ滝」と命名 |
三俣は右を進む | 三段6m |
三俣で水量の多い右へ。すぐにまた三俣で右2本には6mの滝。右はしのを登る と2本が上で合流していた。大岩を右から回り込むと1mに続き三段6m。階段状。 |
続いて三俣で、左は涸れ谷で中央の2段5mが本流。右の水量が少ない沢を登っ て左の本流に戻れる。2条8m、2m、2m、6mと続きやや平流になると登山 道と交差の橋。そのあとはナメが6mほどありチョックストンV字7mの滝と続く。 送水パイプもある。 |
逆くの字7mのナメ滝を過ぎて2条1m、2条1.5m、 ナメ5m(ここまで90分、時刻9:00)のあと1:1の二俣。左も偵察した が、あくまで今回は本流を詰めるので右を進む。 すぐ左にカレ谷(地形図からはこれを詰めると山頂すぐそばに出ると思われる) を見てやや左に曲がり出すと中州があり鹿が2頭昼寝してる。僕たちに驚いてや かましく鳴きながら走っていった(^^;)。次に6mを登ると3m、2m、2mそして二俣。 |
この6mは右から登れそう | 簡単、簡単(^^) |
右に3mの滝。進むのは左。 2段5mを過ぎるといよいよ細い流れになる。伏流となり時々しみ出してる。 熊笹が出だし、沢筋を見落とさないようにかき分けかき分け急登をMICKEYがどん どん登っていく。途中からススキの林となりこれもかき分けかき分けMICKEYが先 行。「待ってくれ〜」と言ってもどんどん進む。元気なやっちゃ(ーー;) 「右下に登山道が見えるけどどこかでのり越えてしまったのかな?」とMICKEY。 「違うよ。そのままあと20mほど登り進むとその登山道に出るからどんどん行 け〜」「登山道に出たよ!!」「そこからは左に進めば山頂」 「晴れるなよ〜。暑いから曇っていてくれよ〜」といいつつ最後の登り。 |
やっと登山道に出た! | 山頂到着(^^)v | 登ってきた方を見る |
10:30 千ガ峰山頂。懐かしい場所だ。「ここでみんなで食事したね」とその場所へ行く。 石碑の所には先客が4名。僕らはベンチで休憩と軽食。風があり涼しい(^^)v 晴天なら暑くて逃げ出すところだった。適度に曇り適度に晴れる。 今日、市谷側から登山している大加茂さんに携帯からメールする。そろそろ登山 しだした時間のはず。 10:45 山頂の記録ノートにも大加茂さんへメッセージを残して三谷登山道を下山開始。 どんどん人が登ってくる。50人ほどの団体も。犬を連れた家族連れも。 11:15 チョックストンV字7m滝の所の橋。 11:28 雄滝の下の橋。 11:35 5条3mの滝の下の橋。 11:40 登山口。車が30台以上駐車してる。朝の沢屋の中年5人組さんがいる。全く追 いつかれなかったし、会わなかったので途中で別ルートをとったのか、遡行を核 心部を過ぎた所でやめたのかな? 三谷登山道は懐かしい道だった。死んだ愛犬ラッキーと登った道。 2人して思い出してた。 三谷遡行はシャワー+直登につぐ直登の出来る楽しい沢。 雌滝の最後と雄滝は僕がトップで行ったが、他は全てMICKEYがトップで登って いける手も足もホールドたっぷりの滝ばかりで安心して登れる。 この沢の遡行図もしっかり書けた(^^) 今回、MICKEYはなかなか良く1/25000地図で現在地を読めていた。エライ!(^^) 下山も楽で、家から90分と近くてなかなか楽しめた(^^)v |
この1つ前の記録は「若狭・耳川 うつろ谷から赤坂山」の沢登り記録です | |
1996年に家族で行ったときの記録にリンク |