沢【台高】宮川・西谷から日出ガ岳


今回はBAKUさんの企画で「大加茂さん&みーとさんとの沢登り教室」
キンゴさんの愉快な遡行記録を使用させて頂きました。

僕はMOGUさんと初めての遡行でワクワクしていました(^^)

[日  程]2002年6月8日夜発〜9日(日)
[場  所]台高 宮川・西谷(上流部)から日出ガ岳(1695.4m)
[メンバー]BAKU、KURO、矢問、亀、大加茂、みーと、和田、MOGU、キンゴ
[地  図]大台ケ原山 (二万五千分の一)
1人淋しく車を走らせて、わさび谷に着いたのが夜中の1時過ぎかな?
皆寝ているのでどうしようかなぁって考えながら車の中でビールを飲んでいる
と、デリカから矢問さんが降りてきたので、初めましての挨拶を交わす。
「私の車で寝ませんか?」って言ってくれた矢問さんが、天使のように思えた。
ええお人やなぁ。テントの中に寝るスペースすら作ってくれていない誰かさんと
は大違いや! 矢問さんは、夜は早く寝る人だと聞いていたのでビールも持た
ずに乗り込むが、なんやかんや話しかけてきはる。ふと時計を見ると2時を過
ぎている。こんなことやったらビールを持ちこんだら良かった。(ーー;)
さぁ寝ましょかって言った後も話は続き、結局寝たのは3時前。(;_;)
くそぉ〜!アルコール抜きで宴会したようなもんやなぁ。
第1回目、矢問VSキンゴは、キンゴの完敗でした。次は乾杯したるぞぉ〜!

               ☆☆☆☆☆☆☆

次の朝5時10分に、矢問さんに起こされた。2時間位しか寝てへんぞぉ〜!
この瞬間、矢問さんから天使の肩書きが消えたのは言うまでもナイだろう。
朝ゴハンを食べて、川上辻に向けて車を走らせる。川上辻発6:50
「準備出来たら行くよ〜」とMOGUさん
しばらくの間は登山道下りだが、原生林の中を進むのは気持ちがイイ。
初めてご一緒する方が多くて、なんだかワクワクする。
今日は少し遠慮して後方にまわって付いて行くと、MOGUさんが先頭に立って
グングン進んで行く。8:07に大台辻を通過して、8:23西谷橋着
皆さん、仕度を整えて8:40出発
「あそこが入渓点」とキンゴさん
しばらくは、平凡な河原を進むが、天気はええし、緑は綺麗やし、人数は多いし、
何か遠足みたいやなぁ。これぞ、マタ〜リ沢登りかな。(^^ゞ
MOGUさんはどんどん浸かっていく 「キンゴさん、どうして巻くの〜」とMOGUさん
途中で小さな淵があり、MOGUさんや亀さんは腰まで浸かって進んで行くが、
私は濡れるのを嫌って左から巻いていく。少し進んだところで、後ろからドボォ〜ンと
懐かしい音がしたので振り返ると、BAKUさんがプカプカと浮いていた。
棒で突っつくとピクピク動くので、まだくたばってはないようである。(^^ゞ
小さな枝谷を左に見て進んで行くと、チョロチョロと小滝や釜が現れ始めて、
面白そうな所を選んで越えて行く。爽やかで軽快なフットワークの亀さんや、
小滝でも真剣な顔で慎重に登る大加茂さん達を見ていると、あの極悪代官の
教え子達とは思えないなぁ〜 (^^ゞ
鹿の骨がある・・・(^^;)

びしょ濡れになったBAKUさんは開き直ったのか、2mの斜爆を滑り台にして
釜に突っ込んで遊んでいる。きっと打ち所が悪かったんやろうなぁ (^_^;)

「うわ〜気持エエぞ〜」とBAKUさん 「う〜っ、釜の水はツメテー」

次の釜を持った5mは、釜の右から廻り込んで水流際を登れないか見に行くが
ちょっと無理そう。亀さんが左の隅に取りつき、KUROさんがそれを上から
サポートしようと右から巻き上がるがハング気味の壁の下で停滞する。ザイルが
必要みたいなのでBAKUさんに任せて、私は亀さんの後を追うが簡単に登れる。

土倉滝は左から巻く方が簡単(^^)

後に続く大加茂さんとみーとさんにザイルを流すが必要無かったみたい(^^ゞ
二人ともいとも簡単に登ってきた。右から巻き上がる方が怖かったみたい。

10:10

綺麗なナメ床
滝の上はナメ床となり、両岸立つ中、谷は右に折れて大岩の横の小滝を越える
と長淵が行く手を阻む。うぅ〜ん、ここは泳ぐしかないやろなぁ。左から巻き
上がったMOGUさんが「小さく巻くのは無理」と言うので、高巻きより泳ぐ方を
選んで長淵に突っ込む。何とか手前にある、右岸の細いバンドに乗ったろうと
思って腰まで浸かりながらへつり気味に進み、水の中を足場を捜しながら足を
すべらして行くと、あった! 足場がある! 振り返って皆に合図をしてバンドに
乗っかって引っ張ってきたザイルを張る。
しかし・・・・誰もその足場を利用せず、首まで浸かって越えてきた。
「キンゴさん、突っ込め〜」とMOGUさん 「冷たいよ〜」とみーとさん

二俣を左に進んで、小滝と大岩群を越えて行くとまたまた二俣。
 11:15
左はすぐ先で行き止まりとなっていて、右から3mが2本懸かる。

「こうして行くんだよ」とMOGUさん 「わかりました〜」とみーとさん
右俣を進み、斜7m、2mを越えて行くと左前方に壁が立つ。次の5mは水際を直登して、
3mを二つやり過ごすと、7mが現れる。ここは左のブッシュを登るのだがMOGUさんが
トップで進む。「トップを行け」と言われれば喜んで行くが、「トップ行きたい人」って
言われても答えようがない。ここを全員が越えるのに、
1時間位かかっちゃった。(^_^;)
左を巻くのに1時間(^^;) 登ってきたガレ場

そやけど、和田さんもよう喋るおっさんやなぁ。皆が登って来る間、ずっと喋ってたなぁ。

いくつかの小滝をやり過ごして、二俣を越えていき、ガレ場を詰め上がると
日出が岳のピークにひょっこりと出る。

「三角点にピッタリ向かってる!」 ホンマに遠足状態〜(^^)

14:34
皆で記念撮影をしてから川上辻に戻る。

9人で三角点を囲んで 大加茂さん&みーとさん(^^)


思ったよりも時間はかかったけど、遠足モードで楽しめました。
谷もなかなか綺麗やし、また、こんなんやりたいなぁ (^_-)

                                記録文:キンゴ

この一つ前の山行記録は「比良・八幡谷から武奈ガ岳」の遡行記録です
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