【宝塚】大岩ケ岳・丸山


【行き先】 大岩ケ岳(384.1m)丸山(325m)
【日 時】 2003年3月21日(祝)
【コース】 総合植物センター南端〜丸山の北を西進〜沢道〜峠〜大岩ケ岳
       山頂〜町界線道西進・・・Uターン・・・山頂〜峠〜尾根南下〜丸山
【メンバー】 矢問単独
前夜発で唐松岳を予定してが、アメリカ・イラクの開戦で泣く泣く中止にした。
北海道に友達と1週間スノーボードに行っているナイトンも今日帰宅予定。

休みの度に悪天候が続いたが、久々の晴天。もったいない。近場へ行こう。
中庄谷さんの著書「低山ワールドを楽しむ」にある大岩ケ岳のA岩稜。
シュリンゲ、ロープ。千刈ダムから行かずに東から行く道を見つけてみたい。
赤ラインが歩いたコース
大岩ケ岳山頂の北の緑ラインがA岩稜  
1/25000地形図には酪農センターと植物センターの間に水源地へ西進する
破線がある。あちこち歩いたが、酪農センターに入らないと無理のようだ。
酪農センターは立ち入り禁止。あきらめて移動することにした。
さきほど行った、ずっと南下した丸山の北の行き止まりまで車で入ることにした。

丸山が目の前。右に折れて歩き出す。西に向かわず道はどんどん北北西に。
このまま進めば行こうと思っていた酪農センターからの西進の道にぶつかる
ような感じなのだが相当な遠回り。最後の畑と家のところで行き止まり。戻る。
11:15
駐車したところから直進。看板にマジックで丸山と大岩ケ岳の略図と時間。
丸山へ20分、大岩ケ岳へ40分。「こっちだったのか(^^;)」しばらくはぬかるみ道。
オフロードバイクのタイヤ跡。細い沢沿いの道。丸太橋があり丸山との分岐。
丸山は帰りに行くつもりなので直進(西進)する。
「分岐のところの道しるべ板が間違ってたでしょ」と男性が前から来た。
「地図で見れば明白ですが、地図を見ない人は間違うでしょうね」と僕。
また一人になり西進していると単独の中年女性が前から「大岩ケ岳へ?」と。
「はい」「そうなら合っています(^^)」と言われた。迷う人が多いのかな。
「沢筋分岐」の道しるべ 静かな自然林の道
11:35
尾根道に北進するとりつきがわからず「沢筋分岐」まで西進してしまった(^^;)。
(このまま西進して水源地に下りる道は湿地になっているようだ。雨後は注意)
沢沿いに北進。尾根道は帰りに通ることにした。左上から女性の声。
山頂での談笑のようだ。人には会わないと思ってたのに人気がある山なのか。
峠の道しるべ。道の角度と違う・・・・。
11:50
峠に出た。ここにぶら下がっている道しるべ板の図は勘違いしやすい。
5つぶつかる道と線が合っていない。水源地へ下りて岩稜にとりかかる予定
を先に山頂に行ってみることにした。(結局これが今日の予定を狂わせた(^^;))
ここから山頂へは西へ急登。ひぇ〜、暑い!!(^^;)
有馬富士や羽束山もよく見える 山頂は展望を楽しむお昼時
11:57
狭い山頂には7人ほどが昼食中。素晴らしい眺めだ。羽束山、有馬富士はじめ
周囲の山々が見渡せる。水源地の風景とマッチして良い感じ。
「こりゃいい山だ(^^)」と思っていると「神鉄ハイキング」の旗を持った人。
「ひょっとして・・・(^^;)」の予想どおり千刈ダム方面から200人以上が登ってきては、
狭い山頂で休息もせずにどんどん北へ下っていく。地形図では道がない。
「えっ、こんなハイカーがA岩稜を下れるの??(@_@);」と疑問に思いながら昼食にした。
当初は峠に戻り水源地に出てA岩稜に登るつもりが、ついて行ってチェックすることに。
北には行くがすぐに西に折れだした。「あれ?A岩稜じゃないや。でもこの道も知っておこう」
尾根には違いないがこりゃ宝塚市と神戸市の町界線沿いだ。
地形図には無い道だがとても良い自然林の尾根道だ。
(帰宅してチェック:山と渓谷社「兵庫県の山」には載っていた(^^;))
尾根道から大岩ケ岳を見る
尾根筋から大岩ケ岳がよく見える。そのあとはどんどん下る(^^;)
水源地周囲の道に出るところまで確認し、また山頂へ登り返すことにした。
神鉄ハイカー集団はダムの方へと南下し駅に向かうのだろう。
「時間もつかいすぎたし、山頂から峠に下りて尾根道沿いに南下して丸山に
行こう。A岩稜はおあずけだ(^^;)」ということに大きく予定変更した。
山頂から東の峠に下ると前を進んでいた夫婦が、あのややこしい道しるべ板を
見て「丸山はあっちやなぁ」と直進していく。僕は右手の尾根にとりついた。
どう見てもコンパスと地図では、丸山へは右の尾根を行くはずだ。
尾根にあがると基準点があった。GPSでも一致している。間違いない(^^)v
尾根を南に進み下り出すと地形図には現れないような沢筋がでる。
赤テープがあるので少し行ってみるが倒木で進めない。
同じようなことが2度ほどあった。慎重に観察する。
磁石は南東を指し南ではない。おかしい。

13:45
右手の尾根に進むとしっかりした踏みあとに戻れ、来たときに通った東西の道に
でた。東へ進み、丸山の分岐。沢にかかったたよりない細い丸太橋を飛び越えて
南へすすむ。左(東)を見ながら進むがとりつきがわからない。
オフロードバイクで道は溝状になっている。足を大きく開いて歩きにくい。
丸山山頂への砂状の山肌斜面 丸山 山頂
13:55
あきらめて戻りかけたときパキッと枝が折れている箇所を見つけた。
「あった。ここだここだ。」あとは赤テープが山頂へ導いてくれた。
崩壊した砂状の山肌に松の木の根が出ている。周囲の山も砂肌が見える。
丸山の山頂からは展望はない。木々の間からかすかに大岩ケ岳も見えた。

14:15
車に戻った。ハイキング姿の男性が来て川下川ダムへの道を聞かれた。
今、僕が戻ってきた丸山のすぐ西を南下する道のことだ。

A岩稜からの大岩ケ岳ルートは次の楽しみにしておこう。
展望のいい山だし、家からとても近くて楽しめそうな自然林の山だ。

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大岩ケ岳山頂北側のA岩稜クライミング敗退(^^;)

3月23日(日) 二日前に行けなかったA岩稜に行ってみることにした。
同じところに車を置き、丸山の北側を西進して今回は前回の逆コースで
尾根道から峠に抜け、峠から水源地へ下った。峠まで家からたった1時間(^^)

峠からの下りは自然林ではなく杉の植林帯。右岸を下り途中で左岸を下る。
水源地の水際道を少し左(西)へ行くと「神水」の石柱。神戸水道局のもの。
その前が「A岩稜」。バーンと岩壁。こりゃ無理や〜(^^;)右へ逃げてB岩稜との
間の谷間を登ると一枚岩のナメ滝状。その右岸を登り左手の岩に取り付く。
写真で見るより急勾配のナメ すごい岩肌(^^;)
岩や木や根をつかみ50mほど登ったが、ビビリが出る。下りるのもメチャ
怖かった(^^;)。一旦下に戻りかけ、左に回り込む。おおっ、ここは登れそう(^^)v。
100mほど上まで登って振り向いたのが悪かった。すごい高度感。怖いィィィ〜(;_;)
相当上まで登ったのに・・・・もうアカン・・・・慎重に慎重に下る。敗退だ・・。
とぼとぼと元の峠へ登り返し、再び2日前に登った大岩ケ岳山頂へ。
三木市から来たという中年のご夫妻が「この山は人気が無いのかと・・・」。
兵庫50山ももう完登したとか。「おおっ、お仲間ですね(^^)」
2日前に来ていたら団体にたまげていただろう(^^)。周囲の山名を聞かれた。
地図も持っていないとのことで、今僕が登ってきた水源地への道を教えた。
また別の夫婦が登ってきた。単独の男性も登ってきた。結構人気がある山だ。
さあ、帰りはこの前登ってきた沢筋道で戻ろう。
あ〜、クライミングは難しい(^^;)
「修行がタリン。10年早い!」と、助役や佐野さんの声が聞こえるような(^^;)。

今度は「大岩ケ岳の東の大岩ケ岳」といわれる東のピークへ駐車したところの
すぐ西に南北に延びる尾根を通って登って行こうと思う。
1つ前の記録は「鈴鹿:鎌ガ岳」の記録です