沢【奥飛騨】高原川・沢上谷


【行き先】  奥飛騨・高原川 沢上谷(そうれたに)
【日 時】  2002年9月15日(日)
【メンバー】佐野・助役・ベリ・てる・矢問・MICKEY・
       大加茂・みーと・平蛸・くー・春風・なつ
【コース】 県道89号にかかる橋横から入渓−五郎七郎滝70m観光寄り道
      −岩洞滝25m観光寄り道−蓑谷大滝30m−二俣−大原への林道
       に架かる橋で遡行終了
ベリさんのリハビリと春風さんとなっちゃんの「沢デビューしたい〜」という希望を
叶えるべく、去年と今年の岳人8月号に大きく紹介された岐阜の高山北東部に
ある沢上谷へ行くことになった。「沢登り」というより「ナメ沢歩き」の企画
8月に行くはずが天候不順で中止。今回も微妙な予報にビクビク・・。結果は遡
行中、雨にも会わず、昼からは青空も出て快適な「ナメ沢歩き」ができた(^^)v

佐野号、大加茂号、矢問号の3台に分乗し、草津PAに20時集合。矢問号は助役
とベリさんの3時間も続く掛け合い漫才で笑いっぱなしで高山に到着。158号
線から県道89号に入り、恵比寿トンネル手前右手の広い駐車場に23時40分
到着。小宴会ののち午前1時就寝。
5:00
夜中に2度雨がきつく降ったが、起床時間の5時には止んだ(^^)v
朝食を済ませて6:20に県道をさらに北上。トヤ峠の工事で通行止めの看板。
左半円の迂回路でもとの県道に戻れる。とても綺麗な短い迂回路でホッとした。
蓑谷の集落手前の「大原(林道)1km」という消えかけた看板を右折し遡行終
了点に大加茂号をデポ。残る2台で県道をさらに進み、沢上谷にかかる橋の所を
右折し、道路工事中の広場で7:00準備開始。先着パーティや後着パーティなど
人気の沢だ。
7:30
すぐ横から入渓。春風&なっちゃんにみんなからアドバイスが飛ぶ。助役と佐野
さんからは歩き方や道具の使い方も説明付き。春風さんは初めての沢遡行で足元
がとても不安そう。「みんなはじめはそんなものだよ」と声をかける。
滑りにくい岩で初心者向きだ。

7:45
左に岩盤を流れる12mのナメ滝が現れる。五郎七郎の滝への観光寄り道。右岸
の木をつかんで登るとナメが続く。「うわ〜、軽自動車が走ってきそうな道路み
たい!」楽しみだ。
気をつけて登れよ〜 ず〜っとナメが続く
10mの滝がある。右を巻く。巻き出たらやや急なナメが続く。「慎重に」と声が飛ぶ。
「ここ、戻るのですよね・・(^^;)」との声も。またナメが続く。正面にバーンとスラブの
五郎七郎滝が出た。今日の水量は少ない。しばらく滝の美しい姿を楽しむ。
糸を引いたような五郎七郎滝 まず1本目の沢を観光(^^)
初心者がいるので、戻る際は急なナメや傾斜のある経路にはロープをはった。

8:45
本流に戻り先へと進む。4mの滝を左水際を登り、続く4mの斜瀑は右をヘツリ
気味に登る。この滝の釜でベリさんの誘いでなっちゃんが浸かる。「冷たい〜」
次の長い淵の左を進み、またナメが続く。
なっちゃんもヘツリ体験
へツル前に泳いだらしい
MICKEYは慣れたもの 「冷たいぞ〜」ベリ&なつ

長い淵の向こうはまたナメ 春風さんに歩き方指導の助役
9:15
二俣(1:1)でまた左へ岩洞滝への観光寄り道。遡行図ではずっとナメが続く
が、少し行くとナメが消る。春風さんはまだ岩がある沢が歩きにくそう。岩洞滝
まであと100mというあたりで戻るときの時間を考え、助役と春風さんは二俣
へ戻り待つことに。
岩洞滝 滝の横を登るくーさん(中央右)
9:30
岩洞滝。25mの直瀑。これも今日は水量が少ないが、素晴らしい。くーさんが
滝水の裏に入りたいと右から10mほどを登る。
春風さんと助役が待つ二俣に戻り先へと進む。左にスラブが2カ所現れ、助役や
佐野さん、てるさんは登りたいのかルートを読んでる。春風さんも歩き慣れてき
たようだ。なっちゃんはバンバン進む。
「雪隠の滝」と佐野さん 「春風&なつ」へ佐野&助役の指導
「このスラブのルートは・・・」と佐野さん ガンバレ春風!!上手い!
10:10
「うわ〜、すごい!!」蓑谷大滝が見えだした。見えだして4分ほどで到着する。
先行パーティも休憩している。じ〜っと見ていても飽きない。みんなで記念写真。
「すごいね!」とMICKEY 12名で記念写真だ! もう一丁!
助役のコーヒータイム。佐野さんの岩登りタイム。滝の下は滝風で寒い。
助役のコーヒータイム 岩を登った佐野仙人
10:45
「寒いから動きたい」というMICKEYとみーとさんと僕とでコーヒータイムのみんなより、
先に高巻きの行動開始させて貰う。滝の右手をすこし戻り気味に木の中を進む。
急な草付きを右ぎみに登り進むと岩盤の岩壁が見える。MICKEYが先行直進し右へ
とルートをとっていく。「MICKEYさん速い〜」とみーとさん。「いつもこんな風に先先
行くので困る(^^;)」と僕。下でまだ休憩しているみんなが見える。
下で休憩中のみんなが見える 岩盤横のそま道を登る
「いい道よ〜」とMICKEYは岩盤のそま道に乗れる所を見つけたようだ。ホントに登山
道のようないい道。左へ滝の方へと直進すると滝の落ち口上あたり。
道は右へ曲がる。寒がる2人を太陽の当たる所で待たせて、下から来るみんなに
上からルート指示。2人の待つところから少し進むと左手に細く水が流れる。
そのままそま道を進むがやはり先ほどの水の流れるところがそうらしいと戻る。
笹をかき分け助役と佐野さんと僕とで偵察。途中で2m幅のナメ滝状になってる。
木をつかみながら下りて佐野さんが偵察。「行ける」とのこと。右岸にロープをはって
1人1人慎重に下りる。途中から右岸の木の中の急な斜面の踏みあとを下りると落ち
口すぐ上のナメ床に出た。ここからも素晴らしいナメが続く。
快適なナメが続く 道路のような広〜いナメ まだまだ続くナメにヤッホー!
11:55
二俣。二俣手前のナメでてるさんやベリさんが滑り台。
「勢いをつけないと滑らない(^^;)」
二俣左の5mの急なナメ滝を見て「これを滑るぞ〜」と平蛸くん、そして
佐野さん。左から登り、ビューンと滑る。「怖かった〜!。次行け〜」
「行きます!」とくーさん。勇気ある〜(^^)。
「ナメ滝滑り台病」が伝染して、なっちゃんも助役も平蛸君もベリさんも続く。
佐野さんの急降下 怖がるなっちゃんと平蛸くん くーさんと助役の急降下
「直登して滑るぞ!」と大加茂くん 「うひょ〜!コワイ〜」っと大加茂くん
よく遊びました!(^^)v 中央上のナメ滝で滑ってました
さらに2度も再現(^^;)僕とMICKEY、みーとさん、てるさん、春風さんは見学(^^;)
 さんざん遊んで、記念写真を撮り右の滝の左岸についたロープを頼りに登り、
さらに続く幅広のナメを進む。「歩きやすい〜(^^)v」と春風さん。紅葉の頃は
綺麗だろう。
「歩きやすい〜」と春風スマイル 「おまえがはまれ!」とバトル 「落ちろ〜」と助役となっちゃん
12:30
ナメの途中にある落とし穴のようなところで助役となっちゃんが「はめあい」を
して戯れる。助役の「キャハハハ」という声が沢に響く。続いて平蛸くんと大加
茂君が続いて戯れる。「もうしばらくはナメはいい。堪能した(^^)」と佐野さん、
僕、MICKEYはしゃべりながら歩く。「私、完全に沢にはまりそうです(^^)楽しい!」
となっちゃん。

12:30
そうしているウチに遡行終了点の橋が見え、遡行終了。ナメはまだまだ続く。
デポしていた大加茂号に運転手が乗り、車を回収へ。
県道途中から青空のアルプスや今日見た大滝が見えた。

高山市内の水のテーマパーク「クア・アルプ」で汗を流し、渋滞の東海北陸道を
走り22時30分帰宅。
帰宅してパラパラと小雨が降り出した。帰るまで天気が持ってくれて良かった(^^)v
この1つ前の記録は「東播磨・三谷川 三谷から千ガ峰」の沢登り記録です
沢上谷へ同行したてるさんのホームページにリンク
沢上谷へ同行したみーとさんのホームページにリンク
沢上谷へ同行したベリさんのホームページにリンク
沢上谷へ同行したくーさんのホームページにリンク