【台高】新年の高見山


【行き先】 台高:新年の高見山(1248.9m)
【日 時】 2003年1月5日(日)
【メンバー】ナイトン・MICKEY・矢問
【コース】 高見登山口〜旧伊勢南街道〜小峠〜大峠〜高見山(1248.9m)
       〜避難小屋〜平野道分岐〜小峠〜旧伊勢南街道〜高見登山口
久々に長男ナイトンが山に行くというので、今日の予定を近場から関西のマッタ
ーホルン、高見山に変更。次男のこまどんは愛犬ヴァイザーと留守番。

朝5時に家を出て、天理インターの手前までは雲もなく星がきらめいていたのに、
天理から先は雪が道に・・・。針インターを出て、369号を南下していると外の橋
から香酔峠越えが通行止めに。
「通行止め」の看板の横をすり抜けて2台ほど行ったので僕も進む(^^;)
15pほど積もっていて時速30キロで進む。途中、凍結防止剤をまいてるトラ
ックを抜く。大宇陀から166号は銀世界。ここかしこに駐車している車はすっぽり
雪に包まれている。雪がやまない。イヤな予感(^^;)
うわ〜、山頂は吹雪いてるようだ
7:50
先客は三重ナンバーの車が1台、1人のみ。登山のようだ。
前夜から来ているはずのくーさんと平蛸君の車は見あたらない・・・。
準備をして僕たちもその人の15分遅れで登山口から小峠を目指すことに。
登山口で男女2人連れ1台の車。小峠まで車で登ってから行くらしい。
「さあ、行くぞ〜」とナイトン ここからは僕らの足跡のみ
民家の横の階段から上る。足跡は先行の1人分のみ。ナイトンのペースが速くて
10分もしないうちに抜いてしまい、僕たちがトレースをつける。
雲母曲(きららひじ)を過ぎればあと少しで小峠だ。
ふり返って見る景色 雪が多くなってきたぞ
8:40
小峠。下で会った車が到着して用意している。「徒歩なのに早いですね」と女性
に言われた。ナイトンに必死について行ってるんです・・・(^^;)
小峠の鳥居の階段を登ろうとすると「このまルートは胸まで雪で行けなくてつい
さっき1人下りてきましたよ。下山ルートとしては可能でしょうけど。大峠からの方が
今日はマシとのことですよ」ラッセルも楽しみだが、この風雪だし、大峠から登る
アドバイスに従うことにした。林道をそのまま行くのも面白くないのですぐ上に
それと並行してついている山道を行くことにした。「盗人岩」「石畳跡」などがある。
小峠 大峠(高見峠)のすぐ上
1人の足跡。下山してきてルート変えした人らしい。
ここでもナイトンのペースが速くて途中で抜いてしまう。
またまたトレースをつける。くるぶしより少し上の積雪。

9:10
大峠。下の駐車スペースに車が9台ほど見える。登山準備している人も見える。
ここからの登りに足跡が無い。風がとてもきつくマイナス3度より体感温度はも
っと寒く感じる。少し登り始めたが、傾斜がきつく滑る。風の強い中での服装変
更とアイゼン装着。
ナイトンが久々なので手こずっている。ほとんど全て僕がするはめに(^^;)
時間がかかっているウチに5人ほどが先に登っていった。
アイゼンを付けると歩きやすくなったが、またまたナイトンのペースが速い。
「遅いなぁ。置いていくぞ〜」 「ラッセル交代しろ〜」
「そんなに早く登ると下りの時に筋肉が悲鳴を上げるぞ〜。もっとゆっくり着実に」
途中で僕がトップになりペース調整。またナイトンに変わるとペースアップ。
下山してくる人も2人ほど。「もう下山ですか??」「夜明けから山頂を撮って
いたので」・・・ということは昨夜から山頂にいたってことか(@_@);
あれよあれよとカメラをかまえている人達をみんな抜いてしまった。
墨絵のような世界 雪が深くなってきた(^^;)
膝くらいの積雪。
下山のカメラマンがいたおかげでラッセルも楽。
「樹氷が綺麗ねぇ」「晴れていたら展望ももっと良いのになぁ」「残念だけど楽しいよ〜」
山頂が見えたよ〜 高見山 山頂にて
10:20
山頂に着いた。大きなカメラを持っている人が多い。
青空があれば最高なのに!残念だ。
低温で、デジカメが動いたり止まったり。バッテリーを手で温めては1枚撮る。
避難小屋で休憩。先客が8人ほど。みんな立派なカメラとレンズを持っている。
「ナイトン、疲れていないか?」「学校の耐寒マラソンの方がキツイよ(^^)」
避難小屋で休憩
しばらく様子を見たが、青空になりそうもないので下山開始。
「帰りは登りに使うはずだったルートで下山しよう」「道わかるの??」「地図
もコンパスもあるし行ける。ダメなら戻る」「戻ったためしがないやん(ーー;)」
デカイ エビのしっぽ! 雪深いよ〜
下り始めてすぐの所に素晴らしいエビのしっぽ。15pはゆうにある。カメラマ
ンがたくさんいた。笛吹岩、揺岩、国見岩、息子岩、乳岩などのあるルートを下
る。大峠より人が少ない為、こちらの方が雪が深い。途中わかりにくいところも
あるが、コンパスで確認できた。登ってくる人も段々と増えてきた。「上の様子
はどうですか」「樹氷はありましたか」質問攻め。
「チト足が痛い・・」とナイトン 下山路は雪が深いよ〜
登る人が増える時間で、ルート取りが楽になった。本当に雪が深い。
平野道分岐で左へ少し登りまた下り始める。
「う〜ん・・・太股の筋肉が痛い」と立ち止まるナイトン。
登りの疲れが出たのだろう。

11:25
小峠。僕たちしかなかった足跡がすごい数になっていた。
途中でアイゼンを外した。

12:00
下山完了。「お疲れ様〜」と3人で握手。車が10台に増えていた。
しばらくして、三重ナンバーの男性も下りてきた。
昨夜、高見山を登ると電話してきたくーさんと平蛸君とは会えなかった。
帰路は通行止めの恐れもあり、針インターを目指さず地道で香芝インターまで。
帰りの渋滞を心配したが、香芝で昼食をとっても朝来たときと同じ所要時間で
15:30帰宅。途中の大阪の空は晴れていた。

「う〜ん、別世界だったよなぁ(^^)」とは、高校生になる年の「雪の上高地」
以来の雪山で、今度は今年大学生になるナイトンの「雪の高見山」の感想(^^)。
「お父さん、体力落ちてるね〜。雪山ならつきあっても良いよ〜。」とナイトンに
言われた。僕が落ちてると言うより、ナイトンが力をつけてきたんじゃわい(ーー;)

雪の積もった、そして雪道で泥んこの車を洗車した。さぁ明日からは仕事だ。
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