【奥越】残雪の荒島岳(1523.5m)
【行き先】 奥越・荒島岳(1523.5m) 【日 時】 2005年4月16日(土) 【メンバー】MICKEY・矢問 【コース】 勝原(カドハラ)スキー場−ca1015−荒島岳(1523.5m) |
勝原スキー場の駐車場に午前1時30分に到着。 「祝・荒島岳 5月1日山開き」という横断幕が準備されていた。 トイレ横に、テント泊しているワゴン車が1台のみ。僕たちも仮眠。 仮眠して午前5時に起きると車は4台になっていた。 |
雪のないスキー場を登っていく | リフト終点部に登山口がある |
5:30 トイレ横の登山届けを出すところで届けを入れて出発。誰もまだのようだ。 スキー場にはもう雪はない。フキノトウやツクシが斜面いっぱいに群生している。 コンクリートの車道をゆっくり登りリフトの最上部で右に折れ次のリフト沿いに登る。 1/25000地形図とは踏み跡は違うルートになっている。 6:05 リフト終点部に「登山口」の柱。そこを入り標高670m地点から残雪が所々に始まる。 10分ほど歩くと左手にコンクリートの朽ちた建造物。 自然林と大きなブナやミズナラの林で気持ちの良い道だ。ウグイスの鳴き声が多い。 |
立派な老木が点在する | 気持ちの良い登山道 | 「大きいねぇ」とMICKEY |
雪がしっかり残った地帯となった。早朝なのでカチンコチンにしまっていて歩きよい。 ca1015を過ぎて次のピークで一休み。青空と雪と木々のコントラストが美しい。 鳥の声だけの静かな本当に気持ちの良いルートだ。 後ろから来た男性1人が抜いていった。山なれた方のようで足取りが速い。 P1204のシャクナゲ平に登ってもまた南東に下るのだから、ピークを巻くように斜面を 南へとトラバースすればいいと思っていたら、先行するMICKEYはちゃんとそのルートを 取っている。「ほほう、なかなかやるなぁ。エライ!」「雪の頃の特権だしね(^^)」 トラバースを過ぎてしばらく進むと急斜面に。雪が凍っていてキックステップも堅くて キツイ。「滑って危ないし力もロスする。アイゼンを付けよう」12本爪は車中。 |
展望も良くて気持ちが良い | 斜度が出てきたし雪が凍って堅い |
ザックの中は6本爪。まっ、これで充分行ける。歩きやすくなった。 鎖場岩場は雪が無い。振り返ると小荒島岳が美しい。 |
鎖場とはしご場 | 振り返ると小荒島岳 |
そこを過ぎるとまた急斜面の雪のルートが続く。「うわ〜、綺麗」とMICKEYのペースが ぐんぐん上がる。僕は息を切らせて後に続くがどんどん離されていく。 |
MICKEYにどんどん離されていく | 「あと一息、走るよ〜」 |
北北東に雪の赤兎山(1629m)がくっきりと綺麗に見える。青空にはえて幻想的だ。 先に抜いていった男性がもう下ってきた。 山頂の「荒嶋大権現」の祠が右手に見えてきたらMICKEYが走って登りだした。 まだ距離があるのに・・・すごいパワーだ(@_@); |
展望最高の荒島岳山頂 | 西方面の展望 |
8:20 荒島岳 山頂。誰もいない。大野富士とも呼ばれる独立峰からの景色は素晴らしい。 「すごく綺麗ね。遠くに白山も見えるよ(^^)」360度、どこを見ても綺麗だ。 付近に高い山がないため、山頂からは360度の展望がほしいままにできる。 北東に白山の霊峰を、その右へ別山、三ノ峰、二・一ノ峰の連山が、願教寺山、赤兎山、 経ヶ岳、法恩寺山など。 南東を見渡すと御岳や乗鞍岳や北アルプス連山の雄姿までが望 見できる。西側には部子山や銀杏峰(1441m)がすぐそこに見え、眺望において県内一とも いわれている。今日は晴天で最高だ! 「荒嶋大権現」の祠の上屋根がとばされて落ちている。6体のお地蔵様などがある。 祠の横の下山(しもやま)コース側には、種をまいた植生復旧の保護地がある。 流石に山頂の風は冷たくて寒い。防寒のために雨具を着て朝食の準備で湯を沸かす。 祠の横の日当たりの良いところで太陽を背にしてラーメンやうどんを作って朝食にした。 |
素晴らしい展望の下山 | 下山も元気なMICKEY |
9:00 下山時は雪もゆるんでいるだろうからスパッツを付けて、下山開始とした。 雪で輝く白山や赤兎山を見ながらずっと下っていけるのはとても得した気分になれる。 景色を楽しみながらゆっくり下る。もうMICKEYは相当離れて先に行ってる。 |
小荒島岳を見ながら下山 |
小荒島岳も綺麗に見える。小荒島岳もピストンで行くつもりだったが、雪がゆるみだした のともう荒島岳で満足したので行くのをやめて、来た道を下山することにした。 男性が2名登ってきた。 10時前になると白山方面が晴れているがガスで山がかすんできた。 登山者が増えてきた。「アイゼンは付けた方がいいですか」「雪は深いですか」などすれ 違うたびに質問が飛んできた。合計2〜3名のグループ4組ほどとすれ違った。 先に進んでいるMICKEYが待っている。怪しい・・・・「どうして待ってくれてるの?」 「あまりに沈むので、先に行ってもらってどこが雪がしまっているか後ろから確かめたくて」 やはり・・・。僕は先行して雪のゆるんだところを確認する役目か〜(^^;) 10時を過ぎると雪はすごくゆるくなり膝までズボズボと沈むが、下りは楽で楽しい。 10:20 リフト終点部の登山口。すごく暑くなってきた。「暑がりの僕らは早朝登山に限るな(^^)」 斜面のフキノトウとツクシの群生を楽しみながら、10時50分、下山完了。 福井ICまでの左手はアルプスのような雪の山が続く景色。道沿いには桜が咲く。 高速代を浮かすために福井から敦賀まで。あとは地道で桜並木を楽しみながら帰った。 |
本日の勝原ルート |
この1つ前の記録は「若狭駒ヶ岳」の記録です |