雪の伯耆大山(1709.43m)
【行き先】 伯耆大山(1709.43m・2001年5月発表の新標高) 【日 時】 2005年3月19日(土) 【メンバー】MICKEY・矢問 【コース】 下山駐車場−夏道登山道口−阿弥陀堂−弥山 |
息子達と来た12年前の9月は小雨のち曇り、2001年の2月に来たときはガスと吹雪 だった大山。芦生に行く予定だったが、天気予報が好転。「大山に向かうよ!」と急変更。 途中は小雨と濃霧。雪は4年前の2月より少ない。下山の駐車場に午前1時半に到着。 心配した駐車場も空いているし、しっかり除雪されている。4年ぶりのトイレも綺麗。 5時を過ぎると山スキーの人たちが暗い中をスタートしだした。 6:15 登山届けを駐車場に設置のポストに出して出発。気温は−5度。 夏山登山道をつかう。カチンコチンで歩きにくく、阿弥陀堂横でアイゼン装着。 僕は12本爪、MICKEYは10本爪。ピッケルは担いで、ダブルストックにした。 樹林帯の樹氷は素晴らしい。木々のエビのしっぽも綺麗な芸術品だ。 後ろから来た男性2人に抜かれた。 |
雪の阿弥陀堂 | 五合目の様子 |
7:25 五合目。東側の展望が開けた。山スキーの人達が斜面を登っているのが小さく見える。 まだスッキリとは晴れていないが西から青空が広がって来ているので期待大! 傾斜がきつくなってくる。六合目避難小屋は雪の下に埋もれていて、影も形もない。 先ほどの男性2名を抜く。前には誰もいない。風があればいやな傾斜だ。 ここからは4年前、急斜面のラッセルの記憶があるが、今日は凍っている。 ワカンは使わずじまいだ。ガシッガシッとアイゼンの爪をきかせて慎重に登る。 |
晴れ上がってきたよ〜綺麗!! | 素晴らしい稜線を見ながら登る |
「ヒェ〜。すごい景色。綺麗だよ〜」とMICKEY。僕もこの景色を見たかったのだが、 いざ見てみると美しさとともに高度感でやや怖さも(^^;) 青空と雪山のコントラストが実に素晴らしい!! 4年前と違い、風が無いのが何よりだ。 雪に埋もれた木道沿いに青い細い棒が赤旗の代わりにルートを示している。 棒についた雪を落としながら歩く。(この棒は山頂小屋の中に沢山保存されていた) |
山頂小屋のすぐ上のこぶで休憩 |
8:25 弥山山頂避難小屋。屋根の一部が出ているだけでまだ全体は雪の中。 10分ほどで弥山山頂。山頂には他に4人いたがみんな絶景に笑顔(^^)。 4年前はここに赤旗が立っていて吹雪の山頂だった。今日はその旗は無い。 今日は素晴らしい展望。\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/。 |
剣ケ峰の北面 | 弥山から剣ケ峰を見る |
20分間ほど展望を楽しみ、写真を写しまくった。剣ケ峰の姿は威厳がある。 きれいな美保湾の海岸線もはっきりと見えて、これまた感動。 |
山頂小屋へは雪のトンネルから | 小屋の中で休憩 |
山頂避難小屋へはアイゼンをとり、トンネルの中をくぐって下り、ドアをあけてはいる。 朝食にした。管理人さんが出てきた。地元のベテランさんが入ってきた。 「剣ケ峰へは今なら行けるけど、ドウマのように尾根をまたいで尻すりで進むために、 15分ほどのところが4時間かかった人がいたよ」と管理人さん。 「元谷へ尻セードで下りたらアイスバーンで止まらず雨具がボロボロに破れた」と ベテランさん。今日はピストンするのが無難とのことらしい。 う〜ん、残念。ブレーキ役のピッケルも今日は荷物になるだけかも(^^;) 4年ぶりの尻セードを楽しみにのために、ズボンも上着も冬用の厚手のマウンテン ジャケット&パンツを着用したのになぁ(^^;) |
美保湾も綺麗に見える | 急斜面の下り開始 |
9:30 晴天の中、下山開始。美しい景色に何度も何度も振り返る。綺麗だ!! 傾斜がきつくなると、ずっと下の下界も日本海もさらに広く綺麗に見えてくる。 多くの人がピッケルとアイゼンをきかせて登ってくる。景色を見てみんな笑顔だ。 4年前に尻セードで滑った六合避難小屋の前の斜面を確認するも、「氷壁状態」。 やはり危険なので尻セードでの下山はあきらめて、ピストンに切り替えた。 |
青空にはえるエビのしっぽ | 夏山登山口に到着 |
11:00 下山駐車場に到着。料金1000円支払う。「土日では久々の晴天だよ」とおじさん。 素晴らしい景色の余韻が残っていて、僕たちも笑顔が消えない。来て良かった!! 日本海側に北進し雪の大山を見ると、仙丈ヶ岳のようにカール状の山の姿が見える。 西の方から見るどっしりとしたあの伯耆大山の代表写真のような姿とは別物の姿だ。 日本海側を東進し、小浜から1泊2日で散策する雪の芦生・生杉へと車を進める。 |
この1つ前の記録は「京都西山・三郎ケ岳」の記録です |