沢登り【鈴鹿】愛知川・藤川谷から日本コバ
【行き先】 愛知川・藤川谷から日本コバ(934.2m) 【日 時】 2003年6月8日(日) 【コース】 藤川橋−堰堤−10mの滝−三俣−登山道−日本コバ −岩屋−神社−日本コバ登山口−藤川橋 【メンバー】矢問 & MICKEY |
ニフティFYAMAのバリハイ会議室で山日和さんや洞吹さんの記録に良く出る 「日本コバ」。雪の前に沢から一度行ってみることにした。
「如来堂」バス停で、そこを左折する。 1つ目の橋のある川は、あまりにも木が生い茂っていて通り過ぎ、次の橋があ る川かなと確かめるが、そこには「コセチ谷」と看板がある。もどって先ほど の橋をみると「藤川橋」とある。ハンディGPSで緯度経度も確認し一致(^^)v。 藤川橋の横に、車は4台ほど停められる。家から約2時間だった。 |
藤川橋。左側の右手から入渓できる。 |
7:30 100mほど戻った階段の登山道から行かずに「藤川橋」の右手を下りて入渓。 左手上には太く黒い導水管が走っている。しかも漏れているので五月雨の滝の ように流れ落ちている。 しばらく行くとドデカイ堰堤がある。左を登る。ロープもある。左上には登山道が 見える。沢はやや左に折れ、右岸から左岸へ伸びる登山道と出会う。 遡行図のような橋はない。飛び石。 |
右からへつって1段目を | 2段目は右の流れを登る | 3段目は少しシャワーで |
3〜5mの小滝が続く。水はとても冷たい。石は赤苔がついており滑りやすい。 右に枝沢を見てくの字3mのナメ。左の枝沢を過ぎるとゴルジュ。倒木が低い 位置に刺さる3mの滝の釜は泳いで行かないと無理。「今日はまだ泳ぐ季節じ ゃないよ。巻こうよ」というMICKEYの意見を採用し左から巻く。次も倒木が刺 さる3m。「これも巻く!」とMICKEY。「え〜っ!面白くないぞ〜・・・」とブツブツ 言いつつ従う(^^;)次の10mはすごく綺麗(^^)。急斜面を下りて、また右の 樹林帯へ巻き登らないとならない滝ではあるが・・・・。 |
「釜泳ぎはパス。左を巻くわ〜」 | 2つ目の3mも左を巻く |
巻きながら見る10mの滝(;_;) | 10mの滝の落ち口 |
「下りてまた巻くならこのまま右岸を巻いたまま進もうよ」とMICKEY。 下に下りたい僕は偵察に(^^;)。 2mの滝、二条3mの滝を簡単に過ぎると8mの滝。ここは右から登れる。 杉の大木が倒れている。二条ナメ、3mの滝も軽快に進む。 |
二条の滝が多いねぇ | 揺らさないで〜!! | 右を登るの?私は右を巻くわ〜。 |
私は濡れないルートを・・・ | 邪魔な倒木ねぇ | 足が冷たい・・・・ |
9:00 登山道が左岸から右岸へ。ここからが少々中だるみの沢歩きが続く。「森林浴 と割り切るか(^^)」とのんびり歩く。鳥の声がすごく多い沢だ。 右からの枝沢を過ぎると6mの滝。左にホールド。ここから遡行図にはないが、 小滝が連続して出てきて高度を稼ぐ。やっと沢登りらしくなってきた(^^) やっぱりこうでなくっちゃ!「この辺は明るいね(^^)」白っぽい花崗岩になり 明るい沢となった。 |
快適快適(^^) | 私はシャワーしないよ |
10:05 右岸から左岸へと登山道が横切る。ここからも7m、4m、6m、8m、10m、 8mと遡行図にある以上に小滝もあり楽しめる。MICKEYは「足が冷たいよ〜」と 今日は水を浴びるのをいつになく極力避けているようだ。 |
へつって・・腰まである! | 中央突破〜 | あと一息・最後が滑るねぇ(^^;) |
これもシャワーで! | またまたシャワーで! | 「私はシャワーしないよ〜(^^;)」 |
僕は体の火照りを冷ますべくシャワークライム(^^)v MICKEYは左から巻いてる。 頭から全てずぶぬれ。水量が多くて押し返されそうな滝もあり、水圧で息も出来 ずに必死で登った。やっぱりMICKEYの言うようにメチャ寒くなった(^^;) 今日の水は冷たい〜。 滝が終わると狭い岩間を通過するトンネルのようなゴルジュ帯がしばらく続く。 |
水圧と水量がすごいよ!(^^) | まるでトンネルルート(@_@); |
11:00 あとは詰めだ、と思っていると「あれ?三俣??」左へ少し行くが方向が変。 右へ進路をとり直し100mも進むと登山道にぶつかった。ホッ(^^) あとは踏み跡を左へと進むだけで山頂へ行く。涼しい木陰の気持ちの良い道だ。 「日本コバ」という白いトタンの看板が20mごとくらいにある。多すぎる。 赤テープはそれよりひどく2〜5mごとについている。 ここまでしなくても・・・(@_@);。 |
日本コバ 山頂 (934.2m) |
11:15 山頂。先客2名が昼食中。西側が開けているのみ。晴天すぎてかすんでいる。 展望は思ったより今1つだなぁ・・・・(^^;)。 2年前の某報告では山頂の木も伐採 されて良い展望の写真もあったのになぁ・・。伐採されて展望の良い年はなるほど 「日本コバ」らしい展望だろうけど、今年は洞吹さんがおっしゃるように「二分コバ」 状態だ(^^;)。つまり、「期待しすぎてた・・・2分間いればもう充分」の山頂風景。 靴を履き替えて、昼食タイムとし休憩した。 11:40 下山開始。下りのハズが登ったり下ったり。岩屋までの道が、地図とコンパスで 見ていても、1/25000地図にある破線の道とは、東へずれているように感じた。 (帰宅してからハンディGPSが拾ったトラックデータの軌跡を見るとやはり破線とは 違うルートが現在は登山道のようだ) それにしても白いトタン看板とテープの多いこと・・・・。 12:05 岩屋。少し休憩。上古穴居の遺跡と言われており、この岩場や岩穴が古くから知 られていたり、人が住まわれていたことは確からしい。 ここからはなかなか急降下。展望もいい。登ってきた沢や滝が見え隠れする。 左から北谷。右が切れた細い登山道・・・慎重に慎重に。 |
岩屋・中は広い! |
13:00 遡行最初の登山道との交差点上の神社。お参りをした。ここから5分で登山口。 100mほど車道を歩くと入渓点の藤川橋。 よく知っている近江温泉病院の隣にある、「近江温泉湖東ホテル」に寄って 岩風呂で汗を流した。(700円。洗い場は多い。ドライヤーが1つしかないのが難点) |
神社が祀られている | 「日本コバ・登山口」に出ました |
渋滞もなく16時帰宅。 もう少し暑くなると釜泳ぎでのゴルジュ突破とシャワーもできる沢であり、直登がいや なら巻き道もあるし、登山道も横に走っているし、下山路もずっと木陰で、沢の初心者 には快適と思う。(ルート中程の沢歩きはやや単調ですが(^^;)) |
この1つ前の記録は「沢登り・高天谷から金剛山」の記録です |