【兵庫の山】東床ノ尾山から西床ノ尾山 縦走
【行き先】 兵庫50山・東床ノ尾山(839.1m)〜西床ノ尾山(843m) 縦走 【期 日】 2004年4月25日(日) 【メンバー】MICKEY・ナイトン・矢問 【コース】 東床ノ尾山 登山口−糸井の大カツラ−東床ノ尾山−西床ノ尾山 −山頂北東の尾根から、らかんの谷−西床ノ尾山 登山口 |
胆石の激痛から解放。胆嚢摘出手術を終えて、昨日の午前中に抜糸も完了! 「傷は小さくても内蔵はだいぶいらっているので重い荷物を持つような無理は 禁物ですよ」とドクターから注意。みすかされてる(^^;) まだ「くしゃみ」も痛くて出来ないが、足慣らしには行きたい良い天気。 昼食ボッカ要員+運転手として、長男ナイトンがつきあうと言ってくれた(^^)v 東床ノ尾山は、4年前の5月3日に行った際、桜が満開だったのを覚えている。 行きはナイトンの運転で高速道路利用とした。 7:55 4年前に停めた所に車を置いて、出発。 「傷口が痛むだろ」とナイトンが僕の分まで荷物を持ってくれた。 空身は楽だ。入り口の桜は今年は満開ではなく、もう終わりかけていた。 |
新緑が綺麗な大カツラ | 前に立つとその太さがわかる | 登山口に橋ができわかりやすくなった |
8:05 糸井の大カツラが新緑で綺麗だ。「国指定天然記念物」だ。 ここまでの道は4年前とは大違いで、整備されていて、ここまで車で来られる ようになったみたいだ。駐車スペースもトイレも、そして柵までも出来ていた。 以前は少し迷った登山口も、わかりやすく真新しい橋が出来ていた。 沢沿いを右岸を歩いたり左岸にかわったりしながら高度を稼いでいく。 東側の山肌は完全に伐採され、綺麗に整備されている。なんとなく寂しい姿だ。 10分ほど登ると「助右衛門の大桜」があるが今年はもう花は散っていた。 さらに5分もあるくと衣谷鉱山の金の精錬所跡。金山として栄えた頃の名残だ。 |
まっすぐ? それとも右? | 右の直登コースを行く |
8:35 「どっちに行くの」と先頭のMICKEY。道標も絵地図も出来ていた(@_@); 避難小屋経由で行くコースと、イワカガミの群生地の直登コースの分岐。 「右の直登コースに行く」「傾斜キツイの?」「最後がきついけどね(^^;)」 イワカガミの群生地はまだ花には早かった。 あと少しと言うところで、MICKEYも急な坂に息が切れてペースダウン。 |
ナイトンはハイペース(^^;) |
ナイトンが抜いてグングン先に行く。 「流石に若いなぁ(^^;)」と僕とMICKEYは顔を見合わせた。 9:00 東床ノ尾山(839.1m)山頂に着いた。「うわ〜、こりゃすごいわぁ」とナイトン。 「ホントに360度すごい展望!」とMICKEYも満足してくれた様子(^^)。 山頂のデッキのような床の表面の板がもう無くなっていたので寝ころべない。 「氷ノ山は雪がまだかぶってるね」と僕。「西床ノ尾まで行こうよ」とMICKEY。 「札に80分って書いてある。僕、ここで待ってよかなぁ」とナイトン。 「稜線はお父さんが荷物を持つから行こう」と言うと「空身なら、行こうかな(^^)」と ナイトン。「お〜、楽や〜(^^)」と空身のナイトンと、MICKEYは先に進む。 |
「すごい展望!!」とMICKEY | 晴天の東床ノ尾山(839.1m)山頂 | さあ、西床ノ尾山へ行こう |
風が冷たくてすごく気持ちいい。10分で植林小屋を通過。 展望の良い稜線であり、新緑の綺麗な稜線。 あと最後の登りが10分ほどと言うところで、胸がつらくなった。 大きな呼吸をするとまだ傷口に違和感があるのだ。 それを察知して「僕が荷物持つ」とナイトンが言ってくれた。 「待ってました、その言葉m(..)m(^^)」とその言葉に甘えた。 |
「まだ遠いなぁ(^^;)」とナイトン | 気持ちいい木漏れ日の道 | 最後の登りだ〜 |
9:50 西床ノ尾山(843m)山頂。80分もかからない。ゆっくり歩いて50分だ。 東床ノ尾山を見ながら早い食事にすることにした。 「日陰は寒いね」「丸太のイスで食べよう」ラーメンやうどんを3人分作った。 |
「う〜ん、美味い!」とナイトン | 右が東床ノ尾山 |
「ここから東に下りたいなぁ」と辺りを見ると、「朝日・滝谷方面下山口」と 「らかん谷方面下山口」と字が消えかけの白いプラスチック札がある。 「おっ、行ける行ける!きっと、らかん谷方面で合っているよ!」 これでピストンせずに縦走周遊できる(^^)v 真東の尾根を進むのではなく、北東の尾根から沢筋に入り込んで行くルート。 「GPSで見てみるとひらがなの『へ』のような感じで谷筋に下りていくみたい」 10:35 下山開始。急な下りだが、杉の木もたくさんあり踏み跡もしっかりしている。 MICKEYがすごい速さで下って行く。もう見えない(^^;) ナイトンは「下りは腹筋がいるし、荷物は僕にまかせなさ〜い」と優しい。 「先に行って良いよ」と言っても、僕の後ろを歩いて様子を見ている。 しっかりフォローしてくれている。しばらく下ると歩きやすい沢筋沿いの道になった。 全然心配なく、とても歩きやすい。3人連れの女性が登ってきた。 「えっ、もう下山ですか??早いですねぇ」と笑われた。 |
「らいでんの滝」がある らかん谷 | このあと、MICKEYがドボン・・・ |
11:10 「らいでんの滝(落差10m)」の分岐。10分ほどだが落差も少しの滝 なのでパス。(観光協会のガイドマップには「ダイゼンの滝」とある) そのあとの綺麗な沢を渡る地点で、MICKEYが「ドボン」。 「沢靴履いてないのに沢に入ってる〜(^^)」とナイトンが笑う。 「今年の初沢(^^;) 冷たくないモンね〜」と負け惜しみのMICKEY。 ぬめりのきつい岩で足を滑らせ、膝下までドボンしたようだ(^^;)。 らかんの谷には羅漢鉱山跡や金の精錬所跡がある。 11:30 西床ノ尾登山口に出た。綺麗なパンフと地図が沢山置いてあった。 「ちゃんと登山道として紹介されているのねぇ。でもここから登るのは 展望もなくてちょっとキツイね」とMICKEY。 この登山口からは、ゆっくり道なりに歩いて15分で車の所に戻った。 「まだ昼前とはねぇ(^^)。温泉に行こう!」とナイトン。 ナイトンの運転で、元来た道をすこし下って、県道273号を東進すると良く 行く夜久野高原温泉に直接行ける。 ここで汗を流して(僕はまだシャワーのみ)、帰りはのんびり国道で帰路へ。 MICKEYは行きも帰りも「今日は運転無しで楽だわ〜。ナイトンに感謝」と(^^) ナイトンの車運転とボッカサポートで、手術後リハビリ登山は無事終了。 良い天気、良い展望、本当に嬉しく楽しい1日だった。ありがとう!! |
この1つ前の記録は「北アルプス・早春の上高地 蝶ケ岳」の記録です | |
平成12年5月に東床ノ尾山に行ったときの記録へリンク |