【鈴鹿】宇賀川・蛇谷から竜ケ岳(1099.6m)


【行き先】 鈴鹿・宇賀川 蛇谷から竜ケ岳(1099.6m)
【日 時】 2003年8月3日(日)
【メンバー】MICKEY+矢問の「太陽が出たらナメクジ隊」
【コース】 宇賀渓入り口−魚止め滝落ち口−蛇谷出合−四連の滝−竜ケ岳
       −裏道登山道で下山−宇賀渓入り口
名神を八日市ICで降りて、国道421号を東進。幅2mしか通れないように
大きなコンクリートブロックを2カ所置いてある石榑峠をこえると、濃い霧が
出だした。その上、ピョンピョンと鹿が何度も飛び出してくるので徐行。
8月というのに道路沿いにアジサイが満開ではないか。
宇賀渓ゲート内の駐車場は500円いるので国道沿いに200mほど東にある
10台ほどの誰も停めていない無料駐車スペースに午前1時着で仮眠。zzzz......

5:10
「あ〜、眠たい・・・」ゆっくり出発。天気は良さそう。
宇賀渓ゲートを抜けて登山届けを出し、商店街を過ぎて右へ。キャンプ場を左に見て歩く。
しばらく行くと右に山肌からの水量豊富な水場がある。

5:40
裏道登山道の登山口には、立派な東屋と、小さなトイレ。帰路はここに下ってくる。
魚止めの滝
そこから少し下り分岐を左に5分ほど行くと魚止めの滝。
水量も豊富で、釜がエメラルドグリーンで綺麗。
道をもどり滝を巻いたところで左に下ると落ち口。ここで沢靴に履き替えた。
さあ、遡行開始。「鈴鹿特有の明るい沢で早朝から気持ちがいいね」とMICKEY。
水温も僕らに適温の冷たさ。
ここからもなかなか綺麗な釜と小滝が続く。ここも昔は長尾滝への沢沿い道だったようで
赤ペンキの矢印があちこちにうっすら残る。
水温も丁度良いね(^^) 左の鎖をつかってよじ登る釜 綺麗で明るいね(^^)
6:15
2m3条滝を持つ釜は、左の岩肌に鎖がありよじ登る。「昇竜洞」と立て札が
あるがどれがそれだかわからない(^^;)。
次に出たの釜の岩の右に鉄はしごがありこれも利用。
燕滝って勢い良いね 右が蛇谷へのルート
6:40
ゴーゴーというスゴイ水音。左に燕滝10mが勢いよく吹き出している。
「綺麗ねぇ」僕らの行く蛇谷は右の谷。右の7mの奧の12m滝が見える。スゴイ!。
12mの滝は左ガレを巻く
「こんなところ行けそうにないよ(^^;)」とMICKEY。僕が手前の7m滝を右から
登り偵察へ。「うーんこの12m・・・どこから巻くのかなぁ」と左後ろの山肌
を見るとロープ。これが巻き道かな、と進んでいくと、なんと燕滝の落ち口への
巻き道でその先の谷を進むための物のようだ。もどる。「滝のすぐ左のガレ場を
登るしか無いと思うなぁ」と不安を抱きつつ登り巻くと正解!「今日の第一関門
を突破できたね」

7:05
2m滝、10m滝、小滝、2m滝、10m滝と続く「五階滝」。
ここの滝群をハーケンを打って突破した人の記録を読んだことがあるが、僕らは
巻くことに。左へ巻きあがり途中から斜面をトラバース気味に木をつかみつつ通
過。最後の傾斜は慎重にロープを出して10mの落ち口の沢へ降りた。「狙い通
りピッタンコやねぇ。なかなかルート読みがウマイ」とMICKEYに褒められた。
「今日の第二関門も無難に通過出来たね」
廊下が100mほど続く ホールドもしっかりあるよ
7:30
廊下が横たわる。途中の滝はどこから登るのかな・・。右の大岩に取り付くが登
りにくい。「下から押し上げるからMICKEYが先に登れ」と足やお尻を押し上げる。
次に僕のザックをあげて、次に僕がMICKEYにシュリンゲを出して貰いあがった。
二条の滝は中央を登り、次にへつったりシャワーしたりの四連の滝。
次のゴルジュスタートの8mの滝は最後の水際左足場岩が下向きで怖くてショル
ダーが出来ない(^^;)。「巻きましょか(^^;)」と左から巻いた。もう後は心配な
滝はない。「じゃ先に行くね」とMICKEY。2〜8mの直登やシャワーが出来る滝
が40ほど続く。
「もう滝は満腹〜(^^)」といいつつ、久々の沢のMICKEYはゆっくりのんびり進む。
右から涸れ沢。分岐中央の木にテープ。「これが遡行図の右からの沢かな??」
と右に見つつ通過。次の小滝が遡行図と合わない。「あれは違うね」「左からも
二本ほど涸れ沢が入ってるけど遡行図にはないね。」
谷の名前どおり蛇が1匹出た(^^)。

二俣。右も左もなかなかの水量で滝状になっている。右の沢は真北に向いている。
高度は850mほど。まだまだなので、左俣を進む。ここからも2〜5mの小滝
のオンパレード。傾斜が急になり出す。
まだまだ5mクラスの滝が続く。
「また滝かいな。もうエエ加減にせい(^^;)」とシャワー三昧。
またシャワー(^^;) まだ滝が続くの〜
11:10
水量がくるぶし程度になり。幅も1mちょっとになってきた。笹が出だした。
「本流直進は笹がきつくて、小さな右からの沢の二本目を右に進む予定」という
ものの、笹で進みにくくなった。トンネル前進もイヤだしちょっと手前にあった
右の小さな流れに沿って北へ。鹿道がある。笹も膝から腰程度だし、鹿道に沿っ
て稜線に向かう。「笹原を漕がなくて良いしこりゃラクチンでいいや(^^)」途中
で鹿の寝床と思われる10畳ほどの木陰が3カ所。
親子4頭の鹿があちこちに。「鹿が多い谷やね」

11:30
稜線を北北西に少し進むと「1042m地点のクラ」裏道登山道にポンと出た。
「バッチリやね(^^)v」ここからすぐ西に「池ノヒラ」の三叉路。南西に進む。ここか
らは笹の中の日陰のない登山道。うまく曇ってくれて2人ともホッ。「日差しに
あたらず暑くなくて最高のタイミングだね」稜線の登山道からの景色は素晴らしい。
竜ケ岳 山頂 1099.6m
11:55
「竜ケ岳」山頂。1099.6m。
夫婦1組と単独3名が食事中。僕らも食事にした。「あ〜、楽しかった〜(^^)」
濡れた沢靴から、乾いた靴下と登山靴に履き替えると「スッ」と爽快感がくる。

12:30
裏道登山道を下山。樹林帯に入ってから太陽の日差し。「ラッキー。木陰で日差
しがあたらなくなってから照り出すなんて、暑くなくて良いね(^^)v」
路肩が落ちているところあちこち。丸太橋も多い。石ころが多く、滑りやすい。
途中の分れ滝や沢を横切る涼しい風のところで休憩しながら14:00登山口。
そこからは広い遊歩道。キャンプ場は朝とうってかわって驚くほどの人出。
デイキャンプのバーベキューの匂いが辺り一面に。「エエ匂いさせてるなぁ」

14:20
駐車場は朝とうってかわって、名古屋や三重ナンバーの車が満杯(@_@);。
沢と裏道登山道はホントに静かで快適だった。水量も豊富でホントにすごい数の
滝だった。高速も順調に走れ、17:10帰宅。
また暑いところに戻ってきた(^^;)
1つ前の記録は「芦生・ゲロク谷右股から小野村割岳」の記録です