【中央アルプス】木曽駒ヶ岳・宝剣岳
3時間(6:40〜9:20)の晴れ間を狙った観光日帰り周遊登山
【行き先】 木曽駒ケ岳(2956.3m) 【期 日】 2004年8月10日(火) 【メンバー】MICKEY・矢問 【コース】 菅の台(6:00)−バス−しらび平−ロープウェイ−千畳敷(6:40) −(7:45)木曽駒ヶ岳−(8:25)宝剣岳−(9:05)極楽平−(9:20)千畳敷 −ロープウェイ−しらび平−バス−(10:20)菅の台 |
仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳を登り終え、高遠町の「さくらの湯」で汗を流して、ゆっくりと 駒ヶ根へ向かう。下界はこんなにカンカン照りなのになぁ・・・・(^^;)。 「仙丈や甲斐駒でもう展望も満足できたし、木曽駒はどっちでもいいよ。私は初めてだ けど、矢問さんはもう4回目でしょ?」と明治亭のソースカツ丼を食べながらのMICKEY。 観光案内所の係員さんが、インターネツト予報を見つつ「ここ数日は昼から崩れていたの ですが、今夜も雷雨のようで、明日は朝も崩れるようですね・・・」と寂しいお言葉。 急いで帰ることもないし、明日の朝の天候の様子で決めることにした。 山頂小屋のテン場でのんびり一泊する予定だったが、稜線のテン場での雷雨もいや だし登るとしても日帰りプランに変更することも決め、ダイエーへ食料や飲み物を調達に。 駒ヶ根が初めてのMICKEYに、以前息子達と僕が泊まったユースホステルも案内。 天気予報のせいか、平日というせいか、菅の台の駐車場はとても空いていた。 車中泊を覚悟していたが隅っこに行ってテントで寝た。遠くで雷は鳴ったが雨は降らない。 明日のバスの始発は6時14分と貼り出されている。 |
5:00a.m. 菅の台バス停 |
4時に起きて日帰り装備にする。薄曇りだが山は晴れそうな気配。5時に3人目で並ぶ。 5時半に切符が販売開始される。一人往復3800円という料金にMICKEYが驚く。駐車400円。 6時に臨時バスを出すとのこと。少しでも早く出るのは時間に余裕ができてうれしい。 バスは、96年11月にナイトンやキューブくんと木曽駒−檜尾岳から下った中御所を通過し、 2001年8月に助役や佐野さん達と行った西横川の沢登りの入り口を通過し、しらび平へ。 完全な晴天になった(^^)v 待つことなく、先日落雷で止まり、ニュースに出たロープウェイで 千畳敷へ。「うわ〜、この景色、最高!!」とMICKEY。 濃い青色の空が広がっている。岩肌と緑と青空のコントラストが素晴らしい。 92年、ナイトンが小学2年、こまどんが小学1年の時、3人でここに来た夏も快晴であった。 |
無事の山行を祈願 | 千畳敷カール・左は宝剣岳 |
6:40 千畳敷駅で登山届けを出して、本日のロープウエイ客としては、トップで登山道へ出発。 以前息子達と登ったときの崩れやすいザレ場はすべて階段状になっていたり、コンクリ ートで固めてあったので、スイスイ登れる。ホントに観光登山道だ(^^;) MICKEYは「うわ〜、綺麗、綺麗」と展望と花と快晴の空に感激しっぱなし(^^)。 |
乗越浄土。バックは宝剣岳。 |
7:10 乗越浄土。「わ〜、すごいねぇ。帰らずに来て良かった〜(^^)」とMICKEY。 「そこまで喜んでくれたら、4度目の僕としても観光ガイド役としてうれしいよ〜(^^)」 「あの宝剣山荘に秋にキューブ君とナイトンとともに泊まったんだ」とMICKEYに教える。 宝剣岳を後回しにして先に木曽駒山頂を目指す。ひろい稜線の道だが、コマクサの保護 地帯でもある。「コマクサにもあえてラッキー」とMICKEY。15分ほどで中岳(2925m)山頂。 そこから下って頂上山荘とテン場を右に見てまた登る。 小屋泊まりの人が数名下ってくる。まだ人は少ない。イワツメクサが多く咲いている。 |
木曽駒ヶ岳・山頂 | 御嶽山が見える | 三ノ沢岳(2846.5m)方面 |
7:45 木曽駒ケ岳(2956.3m)。小屋泊まりの人が5名ほど。遠くに槍ヶ岳が見える。 北岳も見える。木曽御岳が大きく見える。展望は抜群、空も真っ青! 宝剣岳への戻りは中岳の西の巻き道を進むことにした。日陰で涼しいのだ(^^;) 小屋のボッカの男性が抜いていく。すごいスピードに二人とも驚く(@_@); 山頂小屋も宝剣山荘も屋根で布団干しが始まっていた。 |
西斜面の巻き道 | 岩場の巻き道もこれで終わる |
8:15 宝剣山荘横から宝剣岳への登りにかかる。鎖場が続く。 先行者は小屋泊まりの5名ほどだ。混まずに進めそうだ。 「なかなかこの鎖場も楽しいね(^^)」とMICKEY。怖い物知らずか?? |
「てっぺんには立てないよ〜」 | 僕はてっぺんでしゃがみます〜 |
8:25 宝剣岳(2931m)。尖った山頂の岩には1人しか立てない。後ろには小さな祠。 先行者の1人が行くもてっぺんは怖いと、1段下で写真を撮ってもらってる。 次にMICKEYが同じところで写真を撮る。下りるのに苦労していた。 この山頂は2度目の僕。てっぺんへ登ったが風がチト怖くてしゃがんで写真(^^;)。 |
鎖場を登るMICKEY | 過ぎてきた鎖場を振り返る |
ここから極楽平までも鎖場のアップダウンが続く。「楽しい(^^)v」とMICKEY。 「ナイトンもキューブ君も以前ここを通ったんだよ」とMICKEYに話す。 キューブ君が立ち往生した岩場も無事通過。混んでいない時間は通過が楽だ。 |
千畳敷駅にもガスがかかりだした | もう宝剣岳もガスに包まれ始めた | 東側カール内はガスの中 |
9:05 極楽平。振り返ると宝剣岳はガスに包まれ出している。何という幸運(^^)v 稜線の東側カール内もガスがかかってきた。すごいスピードで景色を消していく。 「ここから木曽駒へ行くのは鎖場の宝剣岳を通るしかないのですよね・・」と婦人達。 間違って登ってきたらしく、鎖場は無理でもう一度戻って登り直すとのこと。 お花畑を見ながら下る。人をおそれないイワヒバリがそばから離れず歩いている。 9:20 ロープウェイ千畳敷駅。カール内のあたり一面はすでにガスで最悪の展望。 「すごい差よねぇ。約3時間はガスもなにも無い素晴らしい展望だったのに」とMICKEY。 「今日も晴天の展望登山ができて良かったなぁ(^^)」「早出は幸運を呼ぶね(^^)」 「山は逃げないけど、ガスは追いかけてきて晴天は逃げるよなぁ(^^;)」と僕。 おみやげを買って、まだ早いのでがらがらのロープウエイに乗る。ガスで何も見えない。 2000m地点を過ぎたらガスから抜け出した。下界はきれいに晴れているのだ。 下からのロープウエイは満員状態が続いている。カールはもうガスだらけなのに・・・。 下りバスも待たずにこれまたガラガラ。早い下山はホントに楽なのだなぁと実感する。 すれ違う臨時の登りのバスはどれも満員で、どのバスにも立ち客まで見える。 10:20 菅の台バスターミナル・駐車場着。駐車場が満杯になっていた。 下界は晴れているが、上を見ると山の上部は濃いガスに包まれていて下から見えない。 駐車場そばの「こまくさの湯」へ。10時に開いたところなのでこれまたガラガラ(^^)v。 高速も渋滞がなかった。カンカン照りだったのに、京都を過ぎたあたりで一瞬の雷雨。 午後4時に帰宅。3日間とも山の上での展望にはとても恵まれ幸運だった。 |
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