【北摂】大野山・北と南の尾根筋バリハイ
【行き先】北摂:大野山(泉郷峠−大野山−杉生中ルート) 大野山 北と南の尾根筋バリエーションハイキング 【期 日】2004年5月5日(水) 【メンバー】MICKEY・矢問 【コース】奥猪名健康の郷−泉郷峠−586m山−西峠−586m山 −517m山−大野山(753.5m)−739m山−496m山 −地蔵院−杉生中・・(バス)・・杉生新田・奥猪名健康の郷 【参考書】「低山趣味U」広谷良韶 著 P38〜P40 |
昨日は雨だったが、今日は回復するらしい。朝5時には雨は上がった。 近場のバリハイ・・・新緑で綺麗な半面、ルートがわかりにくくなる。 妻恋地蔵さんの企画には日程が合わずに行けなかった、大野山の北と南の 尾根筋ルートを歩いてみることにした。(歩行ルート図はこのページの下部) 6:40 3日前に高岳に登る際に駐車した奥猪名健康の郷。どんより曇っている。 少し寒いくらいだ。さて、車を置いて、北へ進路を取り、泉郷峠へ向かう。 6:55 泉郷峠。「えっ、ここのどこから登るの??」とMICKEY。 雨上がりで粘土質の急斜面は滑る滑る(^^;) 「県境杭があった!」 うっすら踏み跡がある。最初は県境杭も頻繁にあったが、だんだんとまばらと なる。やや不安になるMICKEYは「合ってるの??」と。 「地形図からして間違いないよ(^^)」シルバーコンパスを地図と合わせる。 こういう樹林帯はGPSなど全く役に立たない。地図とコンパスが離せない。 これが結構楽しい(^^) 左斜面(南側)が開けて景色が良い。 気持ちの良い新緑の雑木林だ。うぐいすの声も多い。 |
南側が開けての展望 | 586m山で軽く朝食 |
7:40 「586m山に寄っていこうか」と進路を西から北に変えて少し登るとピーク。 静かだ。丁度良い具合に大木が倒れていてベンチ代わりになる。 軽く朝食にした。「このあと南下して西峠に下る。そこから南に登りかえして また586m山がある」「ええっ、また586m山があるの??」 |
峠の東側は桧の植林で暗い | 自然林の明るい尾根筋 |
一旦下ると、峠に出る。峠の左手(東側)は桧の植林で真っ暗だ。 そこからまた登りかえすが自然林の明るい踏み跡となる。 下り始める。西峠は県道が東西に走る。車の音が聞こえ始めた。 |
うまくコンクリートとネットの境目に出た | 県境の西峠・この左手から登る |
8:25 ここが「西峠」だ。うまくコンクリート壁とネットの境目に出た。 ネットをつかみながら車道に下りた。 車道の反対側の凍結防止剤を置く台の横から、右斜めに細い尾根状になっていて 登れそう。 「ここから登ろう」と進む。コンクリートの石柱が寝たような印がある。 「県境方向を示しているのかな??」 |
かわった寝た石柱 | 586m山 |
進路をやや南西に変え、しばらく進むと586m山。 神崎林業の白い木柱が立っている。 |
静かな自然林 | 県境左は自然林、右は植林帯 | すぐにまた自然林(^^) |
進路を東に取りしばらくすると正面に植林帯が広がる。 左右に進めるが左の方へ進み、617m山へ向かう途中、左手(南)に大野山が 木々の間から見える。 9:20 P617。「どっちが高い???」「どっちかなぁ・・・」 赤い杭や白い杭が踏み跡地面に点在するのだが「こここそが617mピーク」とは わかりにくいピークだ。 |
後川峠に立つ林業会社の木柱 |
9:35 南下すると後川峠。西側からも登ってくるのか、青テープが付いている。 「神崎林業」の白い木柱もある。空き缶のゴミも目立つ峠だ。 さて、いよいよ今日の正念場にさしかかる。笹海地獄・・・(^^;) しばらく峠の南の斜面を踏み跡に従い登る。 右手に細く水が流れている。 「うわっ、胸高の笹が出てきた」それは10mほど踏み跡に注意して行くと一旦 切れてホッとしたが、次に出た笹は頭より高い。それもずっと続いているようだ。 「参ったなあ・・。全く前方が見えない・・」 「大丈夫??方向は合ってるけど・・・」 以前、深山で妻恋地蔵さんに教えて貰ったように、しゃがんでみた。 「おっ、踏み跡らしき道が見える」ここからはしゃがんでトンネルを抜けるよう に笹こぎが始まった。笹のトンネル内でコンパス片手に笹をかき分ける。 先頭の僕は笹に残った雨しずくで上着もズボンも帽子もびしょ濡れ。 「ワハハハ(^^)」「気でも狂ったの??」「大岩が右手に見えたと思ったら、こんな ところにも神崎林業の白い木柱も県境杭も立っている。笹で全く見えないけど、 このトトロの笹トンネルルートはピッタリって事だよ〜(^^)」左手に見覚えのある 電波塔が見える。笹のトンネルはどんどん登っている。方角も正しい。 左に行く衝動にかられたが、しゃがむとまだルートは先に続くのでそのまま登る。 |
わ〜い、笹海から開放だ〜!! |
10:08 「おっ、登山道に出た!」笹藪の中からいつも登ってる道に出た。 出たところの笹には赤テープが付いている。 「こんなところに道があるとは誰も思わないよなぁ(^^;)」 あと100m足らずで山頂だ。 |
誰もいない大野山 山頂(753.5m) | プラネタリウムのドーム |
10:10 大野山 山頂(753.5m)。誰もいない。素晴らしい展望が広がる。 「腹ぺこ〜」とベンチに座って展望を楽しみながら食事休憩。 「う〜、服が濡れて寒い〜。乾かそう(^^;)」と僕。 「なに、そのズボン(@_@);」僕のズボンは5〜10センチのかぎ裂きが 5〜6ヵ所も(^^;)「先頭は笹かきブルドーザー役で大変やったんや(^^;)」 山菜採りのご婦人2人が登ってきた。 10:25 下山開始。P739を過ぎて左への西軽井沢へ下る階段状の木坂を下りずに、 そのまま南東の尾根道を進む。広い踏み跡。ピンクのテープがやたらと多い。 大きな岩がある。そこを過ぎて・・・「おっとっと・・・ピンクのテープに油断した。 これは東の尾根に下りるような感じ。今日は、妻恋地蔵さんの企画ルートを とって南の地蔵院へ出る。」と軌道修正し南下したと思ったものの・・・。 「あれ、もうすこし西向こうに尾根がないかなぁ。これと違うと思う・・」とさらに 軌道修正をはかる。「これこれ、これに違いない(^^)v」 鞍部の右手(西)斜面に、沢というか滝のような音が聞こえるが、木の葉で見え ない。「滝でもあるのかなぁ・・・」とやや心残り。 静かすぎて不気味(^^;) 鳥の声にこちらも応える。「ホーホケキョ」 進路はやや南西になり大木のところでやや南よりになる。そこを進んでいると進 路の中央に小山のように土の盛りあがった部分があるのでスーッと右手を歩いて いった。それが間違い。「おかしい・・・こんなに急降下する尾根じゃない。左右の 景色も地形図と違う。コンパスとも合わない。間違う場面は・・・・あの盛り上がった ところか??」と50mほど登りかえす。 盛り上がった部分の左側を偵察。「こっちに違いない。地形図とも合致する」 左に進み、うまく東南東の尾根に乗れた。 11:55 鞍部に出てそのまま登ればP496。 P496をそのまま通過し少し進み、直進せず南南西の尾根に乗る。 |
さあ、あと少しだぞ〜。下れ〜。 | 地蔵院まであと少しの尾根道に祠 |
「ゴーン、ゴーン」と寺の鐘の音が聞こえだした。 |
大野山(泉郷峠−大野山−杉生中ルート) |
この1つ前の記録は「北摂・高岳(高ンボ−高岳−大谷ルート)バリハイ」の記録です | |
「山ネット100回記念例会山行(2003/09/23)」で大野山へ行ったときの記録 |