【芦生】野田畑谷からシンコボ(811.4m)
「深閑の谷&静寂の山頂」・・癒しの森の沢ぞい&尾根歩き |
【行き先】芦生・野田畑谷からシンコボ(811.4m) 【日 時】2003年10月19日(日) 【メンバー】矢問・MICKEY 【コース】生杉休憩所(06:35)−地蔵峠(06:55)−中山(07:30) −長治谷作業所(07:40)−野田畑谷出合(08:10) −シンコボ(811.4m)(09:20)(09:45)−野田畑峠(10:09) −三国峠(775.9m)(11:25)(12:15)−生杉休憩所(12:40) |
日本シリーズ第一戦、阪神はダイエーに負けた(;_;)。悔しい〜!! 「心を静めに、癒される森にハイキングに行こう」と久々にMICKEYとゆっくり 準備。日付が変わろうとする頃に出発。道はガラガラ(^^)v 琵琶湖畔でラーメンを食べて、梅ノ木町からは鹿の群に何度も道路封鎖されつ つ生杉休息所に着いたのは午前2時。車は2台。仮眠。 6:00 隣の車の2人がテーブルを用意している。「京都大学の情報研究科の学生なの ですが、芦生研究林の利用状況を研究調査しています。協力願えませんか」との こと。入林届けを出さずに入林する人もいるし、いつどこを利用されているのか なかなか情報が集まらない。また利用の集中する場所では歩道の踏み荒らしもあ り、森の維持、いつまでも今のような美しい姿で存続させるにはどうすべきかと、 データを集めて研究しているらしい。 この森を愛する1人として協力しなければ! 貸し出されたハンディGPSと外部 アンテナをザックにセット。 僕も自分のモノを持ってきているので、今日は2台のGPSだ(^^;) |
研究林の利用調査研究に協力 |
6:35 「では、いってきま〜す(^^)」出発。地蔵峠で仮入林届けを記入。 30分前に1人の男性が上谷から杉尾坂経由でシンコボへ向かっているようだ。 今日は枕谷沿いの近道で長治谷へ行かずに、中山回りで、途中の「扇谷見本林」 や「中山樹木園」「上谷量水堰」の場所をMICKEYにも案内しつつ長治谷作業所の 所に行く。紅葉が始まりつつある。 |
量水堰の説明板 | 長治谷作業所 |
7:40 長治谷作業所のテントサイトには今日は1張り。えらく鹿の糞が多い。 う〜ん、静かだ(^^)。軽く朝食タイム。 上谷沿いに北北西進する。丸太の木道が途中まである。滑って歩きづらい。 この辺は残念ながら杉の植林地帯。野田畑谷出合の丸太橋を渡り20mほど踏み あとどおりに進み、右の草むら方面の入ると野田畑谷沿いとなる。 今日の第一読図注意地点だ。 ここからは美しい自然林だ! |
上谷沿いの木道 | 野田畑谷への丸太橋 |
昼食用の水を汲む。沢沿いにどんどん進む。下は落ち葉の絨毯。苔も鮮やかに輝 いている!「うわ〜、いい森。なんて気持ちいいの〜(^^)」とMICKEYも満足そう。 誰の足跡もなく、落ち葉の絨毯。ハラハラと枯れ葉が舞い落ちてくるのに、木には まだみずみずしい青い葉がたくさんある。緑と茶色のコントラストもいいものだ。 ミズナラやトチの巨木があちこちにあり、歴史を感じる苔が木肌についている。 ブナの木も多く、素晴らしい雰囲気だ。「あ〜、ここ、いいわ〜」とMICKEY。 「深閑の谷」とも言われているように雰囲気も良く、静かで本当に気持ちいい! 野田畑峠に進まずずっと沢沿いを詰めることにした。すぐ右手(北側)に尾根道 が走っているので迷いようもない。詰めのすぐ手前で尾根に登り急登を登るとシ ンコボと杉尾坂との分岐。右のシンコボへ進む。 |
素晴らしく気持ちいい森 | 沢筋も歩きやすい | 巨木と根と水との芸術 |
静寂のシンコボ山頂 |
9:20 分岐から5分で山頂に着いた。 展望は良くない山頂だが、自然林の気持ちの良い静かな雰囲気。 「感じいいねぇ。2度目の朝食(^^)」と、しばし休憩。昼寝をしたい良い感じ。 ここから野田畑峠までは来るとき歩いた沢筋を右下に見ながら歩ける尾根道。 左の若狭側がスパッときれている綺麗な尾根道で、ここも気持ちいいルート。 「若丹国境縦走路」である。ずっと西へ行けば雪の頃に行った八ケ峰にも続く。 野田畑峠に下るとしっかりした道標がある。そばの「瓢箪型の池」は水がほとんど なくて、まるでヌタ場だ。ここからは30分ほど寝不足の僕にはキツイ登りが続く。 MICKEYのペースについて行けず、息が切れる。もう姿が見えない(@_@);。 「ゆっくり行ってよ」と出発時に僕に頼み込んでたくせにすごいパワーだ(^^;) 途中で野田畑峠に向かうという男性3人組とすれ違う。まだキツイ登りが続く。 |
気持ちの良い自然林の尾根道 |
北東進に変わる800mピークで休憩していると、男性2人子供1人女性2名のグル ープがそちらから登ってくる。「矢問さんじゃないですか!」と声をかけられ、 「えっ?」と顔を拝見すれば以前、妻恋地蔵さんたちとヤブ山をご一緒した「白 夜の貴公子さん」だった!。「お久しぶりですね(^^)」と握手、握手。他の方々に 「矢問源氏さんですよ!」とハンドル名で紹介して頂いたm(..)m(^^;)。 これから野田畑谷を下るらしい。 僕たちも先へと進む。下りは楽だ(^^) |
三国峠にて | 今日は展望もきく(^^) |
11:25 P767からさらに下って、ひと登りで北側から「三国峠」山頂へ飛び出した。 (エアリアマップや山頂札には「三国峠」となっており、1/25000地図では「三 国岳」となっている) 人はいない。「山頂、占領〜(^^)v 記念写真を撮ろう!」 以前にこまくささん達と来たときは雨が降っていた。今日は晴れてる(^^)v 「野田畑谷の水でラーメンを作ろう(^^)」と湯を沸かしてのんびり昼食タイム。 食事をしていると、三国峠登山口方面から3人グループ、単独者が長治谷 作業所方面へ通過していき、次にまた登山口方面から来た4人グループが 食事を始めた。僕たちが来た方から来る人も行く人もいない(^^) 12:15 下山開始。ここから道がややわかりにくい。今日の第二読図注意地点だ。 少し北東への道を下り、谷沿いを右へ下った。本当はもう少し先で尾根筋を右へ 行くようだ。途中で進路とコンパスが不一致なので軌道修正。テープがでた。 すごい急降下道だ。木の根で滑りやすい。 車や東屋の屋根が見えだしたら、遊歩道に出た。 少し下ると東屋手前の「三国峠登山口」に出た。 |
三国峠への登山口に出た |
12:40 車まで2分ほど。朝とはうってかわって駐車が下の方の路肩まであふれている。 京大のお二人にGPSを戻し、2枚のアンケートに答えた。 今日は10台貸し出しているらしい。いろいろお話しして「また11月に会えそ うですね」とお別れした。この素晴らしい森をいつまでも守って欲しいし僕たち も守りたい。 そこへ貸し切りの大型バス3台ですごい数の人々が・・・(@_@);。 「数名ならいいのですが、大勢で一時に同じ場所を踏まれると、なかなか自然の 力で植物は元気を取り戻せないんですが、注意もしづらいんです・・・」という 彼らの言葉が耳に残った。 有料の湖西道路が湖畔の国道の渋滞緩和に「料金半額試験実施」を昨日からして いる。道は空いており、午後3時過ぎに家に着いた。 さて今日の日本シリーズ第二戦、阪神どうなるかな。(← 結果はボロ負けだった) |
本日の沢沿い尾根歩きルート |
この1つ前の記録は「【芦生】カヅラ谷から小野村割岳・芦生古道」の記録です |