【京都西山】愛宕神社から牛松山(636m)

※注:厳密に言うと牛松山は「京都西山」ではなく「口丹波山塊」の山域に入る  


【行き先】 京都西山:牛松山(636m)
【日 時】 2005年1月9日(日)
【メンバー】矢問・MICKEY
【コース】 千歳町国分・愛宕神社−牛松山(629.2m三角点)−牛松山(636m山頂)
      −亀岡放送テレビケーブル道−国分・愛宕神社
家を出るときは晴天だったのに、峠を越えて亀岡に入ると厚い雪雲に覆われている。
今日は日本列島全体が寒気にすっぽり包まれているとか。
神明峠から北進して愛宕山へ行こうと、愛宕谷川沿いの林道に入ろうとすると「林道車両
全面通行止め」の看板。以前はここを通って水尾の集落に抜けたことがあるのに・・。
「明智越え」で尾根を通って歩いて行くには今日は時間的にキツイ。
「愛宕山には何度も登ってるし今日は牛松山にしよう」と行き先を変更。
「丹波富士」と呼ばれる山は多いが、ここもその1つだ。
愛宕神社の本宮への鳥居 愛宕神社の境内
全国の「愛宕神社」の本宮 愛宕神社の境内
10:05
七福神巡りのルートもある「和らぎの道」の遊歩道を登る。
愛宕神社に着いた。ご神木の立派な杉の木などがある。
この愛宕神社は全国の愛宕さんの本宮で、有名な京都の愛宕山にもここから
分社をした
という。だからここのお札は京都の愛宕山の愛宕神社のと全く同じなのだ
ということがわかった。ここが全国にある「愛宕神社」の本家本元なのだ。
ここのご神木にはムササビが常住している。
ご神木の大杉 ご神木に住むムササビの写真
ご神木の大杉 神主さんの「ムササビ」の写真
夜になると出るらしい。愛宕神社の神主さんが写されたムササビの写真が数枚置いてある。

神社の横の林道を進む。右(東)へ行く道は帰りに使うとして、登りは廃道に化しているような
谷を挟んで北側の東進道を進むことにした。「積雪は殆ど無いようだなぁ。楽勝かな」
途中までは急登だが、まあまあ良かった道も、途中から崩れて涸れたV字谷の中を進んだ。
台風の影響か、倒木が多くなり進みにくい。ぼたん雪も降ってきたが急登で暑い。
二人とも上着を脱いでTシャツの上に雨具という格好で登った。
鹿の足跡の急登 登山道に合流
鹿の足跡の急登を登る やっと登山道に合流した
あまりに倒木が多くなり北の尾根に登ることにした。これも登山道だがほとんど使われて
いないようだ。涸れた谷中よりは歩きよいがここも倒木が多いのと急登続き。
雪の景色が綺麗なのが救いだが、急登で暑い!
三角点のある629.2m地点
三角点のある「629.2m」地点
629.2mの三角点の所に着いた。山頂札が多いが、ほとんどが636mと記してあり
正しく629.2mと記してあるのは1枚のみ。636mの牛松山の山頂はこここから北東へ
200mほど先にある。そこへの登りにかかるときに金比羅神社の方から来た2人連れと
すれ違う。「あれ?声も顔もTAYAさんに似ていたけどなぁ・・・」と思いつつ山頂へ。
牛松山636m山頂 NHKのパラボラアンテナ
牛松山636mの山頂 NHKのメッシュのパラボラアンテナ
11:30
牛松山山頂636m
もともとは「石松岳」といい、「金比羅神社」もあり、四国の琴平さんの海上守護神と似る
ところが多い山だ。いけにえに牛を供えたことから「牛松山」と変名したともいわれている。
ここにはNHKのメッシュのパラボラアンテナがある。
三角点はないが、山頂の古い石柱がある。
ここにかけてある山頂札は2枚とも629.2mと間違っている。地形図では三角点のある
方が629.2m。ここから南東に100mほど下ると金比羅神社がある。
保津川下りの船頭さんたちの守り神。小舟も奉納されているという。
登りでは人に会わずに「人気のない山なのかな」と思ったら、神社の境内では昼食をとる
登山者が20人ほどいてにぎやかだった。
牛松山の金比羅神社
牛松山の金比羅神社
「矢問さん」と声をかけられ振り向くとTAYAさんだった。「あっ、やはり先ほどすれ違った
のはTAYAさんだったのですね(^^)」ここ金比羅神社から南にのびる参道を福性寺の方
からユミさんと登って、三角点の所へ行って戻ってきたらしい。
「TAYAさん、山頂はこの上ですよ」「山頂が2つあるのか〜」「そうみたいですよ」

それぞれ昼食タイムをとり、「一足先に下山しま〜す」と挨拶して出発。
下山はしっかりした道で愛宕神社へのルートをとった。亀岡ケーブルテレビのアンテナ塔
があり、道の上をずっとテレビケーブルと電線が走っているため鉄柱もありやや興ざめ。
下りもはじめだけは雪があるが・・・ あとは全く雪がないしっかりした道
はじめは少し雪があるものの・・・ あとは全く雪はなかった下山ルート
松と自然林がこの道の救いかも知れない。この道は登りの道と違い、全く雪がない。
谷を挟んで北と南の東西の尾根でこれだけ違うのだろうか・・・。
広いしっかりした登山道だが、傾斜はなかなか急なところが続く。

13:00
もう一度、愛宕神社をお参りして、下山完了。
牛松山は展望は良く無い。636m山頂のパラボラアンテナのある所からの東向きだけ。
また、愛宕神社の鳥居の所からは西側の平野と行者山などの山並みが綺麗に見える。
年の初めに、静かな「全国の愛宕神社の本宮」をお参りするだけでも満足できた。
赤いラインが本日のルート
本日のルートの地形図
この1つ前の記録は「佐々里から中ノ谷川沿いラッセル歩行」の記録です