新緑の若狭駒ヶ岳
早朝の新緑お散歩ハイク最短ルート
【行き先】 新緑の若狭駒ヶ岳(780.1m) 【日 時】 2005年5月1日(日) 【メンバー】矢問・MICKEY 【コース】 熊川宿〜若狭森林公園−若狭駒ヶ岳 |
本当は能郷白山に登る予定の日だったが、北からのルートは土砂崩れで国道が通行止めに なり登山口まで行けず、南からのルートへ迂回するも県道が路肩崩壊でこれまた通行止めで 登山口に行けず。天気は昼前から大きく崩れるとの予報なので、早朝にサッと上るルートを模 索した。この3月の残雪期に椋川の集落から登った若狭駒ヶ岳を、北からサッと登って新緑を 楽しもうと、大日ケ岳を登り終えて熊川宿へと車を走らせた。 もちろん地道のみでの節約移動である。 これまたGWの渋滞には全く関係ないように、進行方向の道路は空いていた。 |
熊川宿の宿場町 | 綺麗な白壁や古い家並み |
夕方に熊川宿に着いて見物に行った。素晴らしいたたずまいの宿場町が保存されている。 林道に続く、県道130号線も「やまびこ」付近まで確認しに入った。これで安心。 あとは、明日登山口まで林道がうまく走れれば、1時間ほどで山頂に立てるルートだ。 国道303号線沿いの道の駅「若狭熊川宿」で仮眠することにした。風がすごく強い。 昨夜の道の駅と同じくキャンピングトレーラーが2台停まっている。 3時半起床。風がきついし曇っている。日の出は5時5分。明るくなるまで待つ。 県道にはいり、駒ヶ岳への案内板の地図を見てメモに写し、出発。 川沿いの斜面にはシャガの花が一面に群生している。 |
ダムの水位を示す看板群 | 移住して誰もいない集落跡 |
その上部の山肌には、「最低水位」「常時満水位」「サーチャージ水位」などの水位を示す 看板掲示がある。 白山神社の鳥居を左に見ながら直進。ここはダム計画で水没する集落として、数年前に 移住したため、廃村のようになっている河内集落跡。家にあったのだろう、水仙の花などが あちらこちらに沢山咲いている。なんとなくもの悲しい雰囲気が漂う。 「ここの地形図は持ってきてないの?」「持ってきていないけど、何度も家でこのルート も残雪期に検討していたのでしっかり尾根筋など記憶しているから大丈夫」 寺山林道を上って行く。落石や倒木が多い。車から降りては除けてまた走る。 「すごい高度まで登ってるよ。大丈夫かなぁ・・・」「道幅が狭いなぁ。落石も多いし」 「うわっ、林道の斜面にキジがいるよ。ほらほら!」とMICKEY。 |
林道終点手前・落石や倒木が多い | 林道終点・登山口 |
森林公園のキャンプ場に出た。まるで廃屋。いまや使われていないようだ。 広場には八重桜が満開だ。さらに登り第二キャンプ場。 ここから一旦下り、左へ曲がると・・・ブナの大木が4本根元から抜けて林道をふさぐよ うに倒れていて2人の力ではどうしようもない。 「雨も降りそうだし、今日は帰ろうよ」とMICKEY。 「ここから1時間の看板もあるし、登山口までは直ぐそこ。2時間ほどは雨も大丈夫と思 うし、行ってみようよ」。車をUターンさせて停車するのも四苦八苦。 |
左は植林帯・右は自然林 | タムシバが咲いている |
5:55 車を置いたところから2分ほどで登山口。新緑が素晴らしい。左は植林帯、右は自然林と いう地帯を過ぎると、残雪もあちこちに残っている。綺麗な道らしき踏み跡と杭がついて いる。「素晴らしい新緑やなぁ」「綺麗よね〜」 雪がとけて池状になったところにタムシバが咲いていた。 谷筋を進むと左手の斜面に「登山道」の白い道しるべがあり登山道は尾根筋へと登る。 「←明神谷・駒ヶ岳→」のしっかりした道標。僕らの来た方は「公園広場」となっている。 大木が抜けた穴なのか、落雷か、隕石か・・・と悩む大きな穴もあった。 (大きな穴:下の中央の写真 穴の向こう側に立つMICKEYと比べると大きさがわかる) |
素晴らしいブナの新緑が続く | 不思議な大きな穴に残雪 | 雪のない山頂に到着 |
6:25 新緑を楽しみながら気持ちの良い風の中を登っていると見覚えのある「山頂」だ。 「えっ、もう着いたの???。3月にあんなに苦労したルートと大違い」とMICKEY。 たった30分で山頂に着いてしまった。雪のない山頂の山頂札はこうなっていたのか。 3月の山頂風景とはえらく違うことを確認した。 雨が心配だ。少し休憩して下山することにした。 |
新緑に包まれての下山 | 残雪の谷沿い道 |
6:55 下山完了。また落石や倒木をよけつつ慎重に林道を下る。 名田庄村、美山を抜けて10時過ぎに帰宅。家に着いたら雨が降り出した。セーフ(^^)v |
本日の超最短ルート 青は県道から林道走行路・赤は歩行ルート |
この1つ前の記録は「奥美濃・残雪の大日ケ岳」の記録です | |
先月の残雪期に登ったときの若狭駒ヶ岳の記録へリンク |