【行き先】 北アルプス 赤木沢
|
折立へ向かう有峰有料林道のゲート前駐車場に23時過ぎに着いてゲートの開く6時まで
テントでゆっくりする。佐野さんは1分も経たずに寝入る(@_@);
明日は、太陽がしっかり昇ってからの登りか・・・苦手だなぁ(^^;)
16日 5:30
ゲートのおじさんが来たので会話。地図を貰う。まずはパトロールの車両が試走。
6:00
折立キャンプ場 |
ゲートを通過して折立へ。テン場も綺麗だ。前日にココまで来てると早朝に登り開始
できるのか・・・。それには前日の20時までにゲートを通過する必要がある。
6:55
登山口で助役が「一本道だし、自分のペースで太郎平小屋まで行こう」と。
太陽の低いウチは僕もペースが速いので、最初に稼ぐぞ〜(^^;)
なかなか急な樹林帯は、風もあまり無いがひんやりしている。
途中で、太陽がどんどん高くなり、半パンを履いてる助役がトップに躍り出た。
「ワシ、こんなん全然バテへんねん(^^)v」とスタスタ通り過ぎていく。
佐野さんはピッチ走法で着実に進む。テントを持ってる僕とてるさんは息が切れる。
8:25
三角点での休息 |
1870.6mの三角点。一息入れる。暑い! いい天気だけど、実に暑い!
有峰湖からはガスがあがりだした。
佐野さんからトマトのお裾分け。僕がブドウ糖のお裾分け。
9:00
1934mのピークを過ぎて、次の木の額縁の歩道の手前で3人は朝食タイム。暑い!
少し手前で休憩していたてるさんが「お先に〜」と行く。僕と助役も出発。
佐野さんは「後で行く〜」と余裕。
歩道を行く助役と佐野さん |
10:00
五光岩ベンチに到着。剱・立山連峰もよく見える。木道や額縁道をどんどん進む。
ガスは出るものの、太陽もきつくてやっぱり暑い!夏はもっと早朝に登りたい!
10:50
小屋前ベンチで佐野さんとてるさん |
太郎平小屋に到着。約3時間55分。エアリアタイムより1時間短縮かぁ(^^;)。
薬師岳が雄大に構えている。黒部五郎岳や水晶岳も素晴らしい。
ここから20分、木道を歩いてテン場へ。
前日にベリさんがテントをデポしてくれいてるはず・・・「あった!」囲炉裏の
ワッペン付きのテント(^^)v。その中に僕たちのテントや食料など明日の不要物を
デポし、昼食タイムとした。テン場からの景色も素晴らしい。
明日行く赤木沢の方面も見える(^^)
ベリさんの黄色テント前で佐野さん |
12:15
ベリさんが先行して待つ薬師沢小屋へと、テン場を出発。太郎平小屋の横を過ぎて左に
分岐し、どんどんと急な坂を薬師沢へと下降する。沢に出た。この橋の右手が太郎沢。
沢水でのお茶タイム | 太郎沢の入渓点 |
急な坂も終わって、お茶タイム。周りにはトリカブトなど多くの花。
木道と樹林帯の繰り返し。途中にベンチが3カ所ある。立派なベンチで、そばに水場もある。
長い長い木道歩き。太陽がきつくて暑いよ〜!
14:40
「おつかれ〜」とベリさんの声に迎えられて、薬師沢小屋に到着。
ベリさんは、木曽駒の西横川の時以上に黒く日焼けしてた。
真っ黒ベリさんと合流のカンパイ |
早速ビールで「カンパイ〜!」。そのあと僕と助役は沢に下りて体の汗を拭いた。
上廊下からの遡行グループが沢の中を赤木沢方面へと通過していく。
すごい数の登攀道具をぶら下げて。上廊下が増水したときは必要らしい。
2日間の寝不足もあり、ビールで気分が悪くなって、僕は先に小屋の部屋に行く(;_;)。
17:00
夕食はトンカツ定食。隣のおばちゃんが「トンカツ食べて」と全部を僕たちに(^^)v
17日 3:30
起床して玄関で各自沢支度。4時過ぎから小屋の前で朝食の弁当を食べる。
弁当のご飯がかたいなぁ |
5:05
薬師沢小屋を出発。黒部川の源流を歩く(^^)v 綺麗な水。
小屋から先行していた別グループの7人組を抜く。
ベリさんも快調(^^)v | ビバークしてる先行者のテント |
イワナ止めの滝を過ぎたアタリにツェルトやテント。昨日の上廊下遡行の一行だ。
挨拶をして先に進む。
6:20
「いよいよ出合だぞ〜」と佐野さん | 出合の前で |
赤木沢出合。左手には絵に描いたような綺麗な小滝と淵!
あまりの美しさに「うっとり」(^^) |
全員、うっとりする。「ここで住みたい!」と助役(^^)。
右手の赤木沢に入っていく。水量が多くないので、巻かずにへつって行ける。
佐野さんに続き、ぼくも進む。水に吸い込まれそうなくらい美しい。
左岸をヘツリながら赤木沢へ |
2段20m滝もホールドが豊富。ホイホイと進む。「赤木沢」という名にふさわしい
赤い感じのナメ滝が続く「綺麗やなぁ」と助役となんども顔を向き合い感動。
赤い岩の美しいナメが続く |
左からウマ沢が入ってる。これで終わって欲しくない・・と思ってたら、なんのなんの、
2+10+10+8mの四段の連滝。気持ちいい〜。これも感動しながらホイホイ登れる。
みんな各自のルートで、ホホイのホイ〜(^^)v
佐野さんは仙人スタイルでストック振り振りホホイのホ〜イ!
「綺麗だなぁ」と佐野さん |
7:20
小滝をさらに直登し、5mと4mの滝の手前で休憩。
全員が「綺麗やなぁ」「満足〜」のため息ばかり。
2つの小滝の次はまたナメ滝。そして階段状3mの滝そしてまたナメ滝と飽きさせない。
「こんなん、ありかいな〜(^^)」と嬉しい悲鳴がみんなから漏れる。左から3mの滝。
それをすぎるとナメの斜滝L5m。ナメのあとには四段15mの滝。これまた登れる。
そのあとにはまたまた綺麗な平ナメが続く。そして、ミニ・ゴルジュと呼ばれるところを過ぎて
しばらくするとまたナメがあり、4mと階段状の8mの滝と続く。
8:00
階段状の5mの滝を過ぎて休憩。先行者が3名いた。彼らも休憩している。
その前には30m+5mの大滝。みんなで下部を偵察に行く。
佐野さんと助役は登れそうな岩場を見ている。
下からチェックする佐野さん | 「冷たいぞ〜」とベリさん |
8:35
・・・・が、ここはセオリーどおり左岸を高巻く。
急ではあるが、しっかりした手もある高巻き道で落ち口に飛び出る。
高巻き途中で佐野さんは大粒の野いちご採集。酸っぱかった〜(^^;)
右からはいる枝沢を過ぎて、3つほど小滝を越えると二俣。
8:55
右股の3mの滝の前 左岸を直登 |
二俣で右に3mの小滝をかける右股を進む。さらに小滝が2つほど。また分岐。
佐野さんの読図「遡行図より1/25,000地図を信じましょ」と右へ。これを進めば
赤木岳の南斜面直下に出るという人間GPS稼働(^^)大正解〜!!
源頭で水を補給。稜線がくっきりと青空に生えている。景色の良いところでお茶タイム。
沢登りの人のわらじがあった。「これはミヤマステワラジと言います」と佐野さん。
大爆笑\(^o^)/
森林限界を越えると、笹の斜面とお花畑の大草原!
佐野さんが「うひょ〜、アルプスのハイジ〜」と駆け上がっていくではないか!
どこにあんなパワーが残ってるんだろう(@_@);
ふり返るとアルプスの大パノラマ!!涼しい風!!こんな壮大な詰めは初めて!
景色を眺めて休憩。そして登山靴に履き替えた。
10:40
稜線からのパノラマを見ながらテン場へ向かう。雷鳥がいる。逃げない。
「佐野さんや桜井さんは雪山の白い雷鳥を知ってて良いなぁ」というと「桜井さん
なら、雷鳥って茶色いの?と言われるで〜(^^)」と助役。「なるほど〜」とベリさん。
ため息が出るくらい素晴らしい景色が続く。槍ヶ岳も良く見える。
さあテン場へ戻るぞ〜 | 中央奥が槍ヶ岳 |
赤木岳(2622m)と北ノ俣岳(2661.2m)のピークも踏んだ。気持ちいいぞ〜。
12:25
太郎沢の詰めのところまで来た。小休止。ガスが出てきた。丁度日よけに心地良い。
2338のピークあたりも長い木道の新設工事が進んで来ている。
13:00
佐野さんがピークハンターに変身した。オススメということで太郎山(2372.9m)の
ピークに行く。三角点もあった。登山道からホントに近かった(^^)
13:10
赤木沢隊バンザ〜イ \(^o^)/ (撮影は北ノ俣岳山頂にて) |
太郎平小屋に到着。みんなはビール、僕はコーラでカンパイ〜!!(^^)
大満足したために、この余韻を持ち帰りたいと、明日の半日オプションツアー
(薬師岳登頂または太郎沢遡行)は全員が「不要!」で一致(^^)v。
満天の星空と朝焼けの景色を楽しんで下山することになった。
夜はカレーと野菜サラダを作り、ワンタンスープそして焼き鳥。
ベリさんとてるさんは、カレーに添えたらっきょが嫌いとわかった(^^)
8月18日
朝はみそ煮込みうどん。ちょっと辛すぎたm(..)m
8:00テン場出発 − 8:55五光岩ベンチ − 9:35 三角点
ここからは昼食作りに僕と助役が先行して下山 − 10:33 下山完了
エアリアタイムの3時間50分を2時間半で下りたのか(^^;)
流石に助役の下山ペースは速い!
昼食に五目寿司とわかめスープを作り、ゆっくりと昼食タイム。
ベリさんオススメの富山厚生年金休暇センターの温泉で汗を流して、帰路についた。
温泉では体脂肪率バトル。
ベリ>佐野>てる>矢問(14)>助役 の順となった。第2位(^^)v
行きも帰りも渋滞もなく、19時過ぎに到着・解散となった。あ〜、大満足でした!
赤木沢隊、バンザイ〜\(^o^)/
この一つ前の山行記録は木曽駒・西横川の沢登りの記録です | |
同行 | 今回の食当補佐の「てるさんの赤木沢へ沢登り」にリンク |