【沢】前鬼川・本流


【行き先】 (大峰)前鬼川・本流
【日 付】 2001年7月22日(日)
【天 候】 晴れ
【メンバー】Taq、BAKU、たこやき、こたこ、てる、亀、矢問

21日土曜日、19時に自宅を出て、BAKU宅へ20時着。そのあとたこやきさん宅で
たこやきさん親子を乗せて、Taqさん宅を経由し、前鬼へ23時30分着。スゴイ星空!
去年は雨で、泣く泣く中止し帰宅したが、今年は行けそう(^^)vテントを張って宴会。
午前1時30分就寝。
午前4時30分に奥駆けの人々が「懺悔、懺悔。六根清浄〜」と大きなかけ声で、
前鬼の方から下りてきた。30人ばかりの山伏装束。もう眠れないや〜。
6時にてるさんと亀さんが到着。「遠いなぁ〜」とてるさん早くも疲れた様子。

たこちゃんもええお母ちゃんぶりで準備(^^)


7:00出発
なんかお腹の調子が今ひとつ・・。何かに当たったかな(@_@);
MICKEYはPTAのバレーボールの練習会のため来られなかった。
「しっかり下見してきてよ〜」と言われている。二段10mの滝と、対岸徒渉部分の
チェックをちゃんとしないとね(^_-)。

しばらくは林道を戻り、途中で林道からやや崩れた斜面を黒谷と前鬼川の出合に下りた。
「うわ〜、明るい沢やなぁ!」が僕の第一声。透き通った綺麗な水!
みんな早くあっちにこっちに好みのコース取りで水の中を歩き楽しむ。

小さなナメが始まる。あの嫌いな赤い岩(^^;)「これ、滑るんよね〜。どうも苦手な岩」と僕。
と思いきや、横を歩いていたてるさんが岩を越えるときに滑って早くもドボン!
首までびしょびしょ。BAKUさんがそれを写真に納める(^^)
「お〜、こりゃ迫力あるなぁ」二段10mの滝の水が噴き出してる。

こりゃ最高ですわ〜 「メチャ綺麗や〜」としばし休憩

釜に浸かって写真をみんな撮りまくる。滝のしぶきが気持ちいい。
滝の左岸の岩の所をてるさんが登っていく。
そのやや右に細いシュリンゲがぶら下がっている土の壁面をTaqさんが登り、それにみんな続く。
ここの登りは別に何とも問題なし。登ったところの左岸をたこやきさんとのぞき込むが、泳いでも
上がることが出来そうにない。ここのセオリー通り、徒渉で対岸へ渡る。ザイルでTaqさんを確保し、
Taqさんが渡りきり、ザイル固定。次々に渡る。あの滑りやすい岩が足底に感じる。

徒渉点のザイルをはるTaqさん 「七人の侍」は120m続くナメに立つ(^^)v

その先には、あの有名な、120m以上も続く広大なナメ。
「くわ〜っ、明るいし、水は綺麗し、素晴らしいなぁ!」と僕をはじめ、ここに初めて来た、てるさん、
亀さん、たこやきさんも歓声を上げっぱなしで写真を撮りまくる。
ただし、注意は必要。やはり滑りやすい岩には違いない。
わざと深いところに入りに行ったりみんな楽しく前進、前進。

8:25
ナメも終了し、深い釜の所についた。小休止。「腹痛でチト失礼」と薮の中へ僕は行く。
綺麗な水と岩の間をどんどん進み、右からの枝谷も見てどんどんと沢の中を気持ちよく進む。
五百羅漢も見えるスポットがあった。右から10mほど上からすだれのようにシャワーのごとく落ちる
滝が数カ所ある。明るい、綺麗、快適という観光沢登りの神髄ですなぁ!(^^)v

何とも美しい!!

枝沢などの集まり場所の様なところを右に巻いて、沢に下りた。
この集まり場所の様なところもコバルトブルーでなかなか美しい。

10:30
ゴロゴロある巨岩を越えると、間もなく垢離取場と言われる4mの斜瀑の淵の所についた。
「こりゃエエとこやなぁ〜!」とみんな子供に戻り、泳ぐは飛び込むはもぐるはの遊び大会(^^)
綺麗し、冷たいしで言うこと無し!! 満足満足。

本日のメインイベント!!冷たいよ〜綺麗よ〜

楽しかった。山伏たちが水垢離をする場所でっせ〜。
またまた腹痛でチト失礼とヤブの中へ(^^;)。
今日の予定はココまでだが、あまりに時間がありすぎる。「三重の滝でも行くか〜」とTaqさんの
一言で出発。前鬼裏行場と言われるところである。沢のすぐ左岸の上に上がる鉄杭の階段があり
「行者コース・三重の滝方面」の看板がある。それに従い、やや沢筋を戻り、どんどんと登っていく
「あ〜、シンドイ」とみんなの口から出る。登ったと思うと、今度は腐りかけの丸太の階段をどんどんと下る、
そしてまた下る。千手の滝50mの下に着く。つまり不動の滝50mの落ち口。しばらく涼み休憩。
ここからはその左岸の崖を登る。すると行場があり、祠もある。

千手の滝50m 迫力ある! 祠と幽霊、じゃなくBAKUさん

そこからが恐怖のコース。Taqさんもここからは経験無しとのこと。「これが道?」というバンド状のところを
慎重に進み、垂直に鎖場を登る。スゴイ高度感。Taqさんに続き、こたこちゃん、たこちゃんそして僕と続いた。
亀さんは右肩の脱臼を防止しながらの登りで苦労していたが何とか通過。馬頭滝45mの下に着いた。
みんな感動より疲れ気味(^^;)そこからは細い道を伝い、元来た道に合流し、もとの水垢離の場所に戻った。

12:00
体が熱くなり、またみんな水遊びとお昼休み。
左手のテープの所から登り、前鬼の宿坊に向かう。高度差200mの登り。暑い〜。
登り途中のから五百羅漢の岩壁が見事に見える。登り切ると祠があり、そこから宿坊まではどんどん
下りが始まる。宿坊でビールやジュースで小休止。いろいろと宿坊の方にお話を伺えた。
トイレも水洗の綺麗なのが出来ている。宿坊からは林道をやめ、日陰の多い登山道を選択。
コンクリートの石畳が苔むしていてやや歩きにくいが、暑がりの僕には日陰はありがたかった。

14:00
黒谷の吊り橋を渡り、車に到着。握手をしあい、着替え。
「ウワッ。ヒルにやられてる」とてるさん。「ウワッ、ヒルがついてる」と亀さんとTaqさん。
僕はスパッツやズボンや服につけていた虫除けスプレーの威力か被害なし(^^)v
5キロ南の下北山キャンプ場の温泉に向かった。温泉に行く途中でも、温泉から上がっても腹痛でトイレ行き。
どうも調子が悪い。帰路の運転も不安ながら何とかみんなの家を経由して21:00帰宅
行場めぐりはオプショナルツアーであったが、それ以外は本当に明るくて綺麗な楽しい沢登りが出来る
素晴らしい所だと思った。

Taq隊長、ありがとうございました(^^)m(..)m
またいつか、MICKEYと再度来たいと思いました。
写真を見たMICKEYは「うわ〜、綺麗!!」の連続でした(^^)v

これの1つ前の山行記録は「筱見四十八滝」の沢登りの記録です
このあと秋に行った「秋の前鬼川・本流」の記録にリンク
てるさんの「前鬼川・沢登りのページ」にリンク