【行き先】 前鬼川・本流 【日 付】 2001年10月27日(土) 【コース】 黒谷吊り橋〜入渓−二段10mの滝−滝の谷出合−水垢離の淵 −深仙股谷出合−10mの淵−CS2m−左岸旧仙道〜水垢離の淵 〜前鬼宿坊〜駐車地点 【天 候】 晴天 【メンバー】矢問&MICKEY |
夏に僕がTaqさん達と行った前鬼へ「今年中に行こう」とMICKEYの約束を
果たすべく行くことに。天気も晴天。
22時過ぎに出発し、約3時間。前鬼口から車止めまで「うわ〜ッ(@_@);」の連続。
鹿が群れているのだ。最初は2頭、次に4頭、また2頭と車のすぐ前や横を走る。
空は満天の星。明日はいい天気だぞ(^^)
6:00
鹿がないている。沢準備をしていると、釈迦ケ岳への登山をする男性の車が来た。
駐車スペースから道なりに戻り、「どの辺やったかなぁ」と悩みつつ、
黒谷の沢へ下りる。
秋色が気持ちいい朝 |
6:45
少し下流へ進み、吊り橋の見える出合に。「前と景色が違うなぁ・・・でもあの
岩もあの壁も覚えてる・・」水量が多くて、夏に歩いた河原が水の中だったのだ。
夏にチャポチャポ歩いたところは膝上や腰辺りになるので1つ1つ岩を登って進
む。「きれいけど、元越谷の方が歩きやすくて好き。ここの岩、よく滑るねぇ」
とMICKEY。「せっかく来たのに、それは無いぞ〜(;_;)」
7:00
右岸の岩の下をくぐる。ここも夏よりずっと水量が多い。
その後のナメも膝まである。
7:18
二段10mの滝に着いた。が、あの休憩した河原スペースはみんな水の中で全体
が淵となっている。ほとんど全体が出ていた大きな岩も頭のみを出しているだけ。
滝口の徒渉点が気にかかるなぁ(^^;)。左岸を登って滝口へ。
「すごい勢いよ〜(^^;)」 |
「どへ〜ッ。すごい水量や〜(@_@);。」徒渉点も水幅が広くなってるし、何より
勢いがすごい・・。悩んでると、大きなカメラを持った年輩の沢装束の男性。
じっと徒渉点をにらんで、ストックを刺しつつ渡ってしまった。「厳しそうやっ
たな。あっ、ザイル投げ渡せば良かったな(^^;)」と言っても後の祭り。
もうその男性は先へ行ってしまった(^^;)。
夏に見ていた左岸の大きな木にザイルを固定し、プルージックで確保しつつまず
僕が徒渉した。そしてビレーの体勢をとり、MICKEYを徒渉させた。
徒渉点も水流がキツイ |
ここを通過できれば一安心(^^)v
長いナメが続く。水量が多くてホントに川幅一杯に広がってる。
カメラの男性がナメの写真をずっと撮っておられた。
「滑りやすいなぁ・・」といいつつ、MICKEYはズズズッと淵に首までドボン!
その後は別人のようにビビリが入ったようで、いつもの歩きと違う(^^;)。
8:30
深い釜のところで「ルートどこやったかなぁ」と探しつつ、思い出し登る。
しかしMICKEYは怖がる。いつもと違う。上からザイルを出す。
次に右に枝谷の滝を見つつ右岸を巻く。ナメを過ぎて深い釜の右岸を登る。
MICKEYはビビリが入り虎ロープのところまでも来られないと言う。またザイル。
「どうしたんや?いつもと違うなぁ。怖がるところと違うぞ」
左岸に渡り、箱状の廊下を巻く。「すごい!ここ綺麗ねぇ(^^)」
「てるさんも夏にそう言ってた(^^)」
9:25
水垢離の淵に来た。が、ここも夏と大違い。河原なんて無い。水量が多くて全て
が淵。枯れ葉がチラチラと落ちてきてとてもいい雰囲気。「秋やなぁ(^^)」
河原が無いぞ(^^;) 水量が多い〜 | |
斜4×7mの 釜は深くて綺麗 |
休憩後に左岸を進むと、ナメに続き深い綺麗な釜。右岸をトラバースとあるが、
登り巻くことにした。えらく上に上がり、下りるのにやや苦労(^^;)
巨岩がゴロゴロあってえっちらおっちら岩登り。
MICKEYを手で引き上げること数回。「おおきに〜(^^)」「重たいなぁ」
左岸をトラバースせずに水の中を行くMICKEY |
10:24
深仙股谷の出合。すごい大岩だらけの出合だ。右に進む。次に右の壁ぎわを登攀。
この手前右手の壁際を登る |
「ここもザイル欲しい〜」と下からMICKEY。「今日は調子悪いなぁ(^^;)」
きれいなナメ。いい雰囲気。左岸のはるか上部に壊れた丸太橋が見える。
旧仙道らしい。
壊れた丸太橋(^^;)旧仙道らしい |
10:50
逆くの字6mの滝も水が吹き出ている。左を巻き登る。
11:00
ナメがあり、10mの素晴らしい色の淵に来た。ボーッと見とれる。休憩!
CS2mの所まで行き、Uターンすることにした。壊れた丸太橋の見えたところま
で戻り鹿の足跡につたって登っていくと仙道らしきもの発見。長らく歩かれてい
ないのか、時々とぎれる。「気持ちのいい道ねぇ」とMICKEY。
やっと壊れた橋まで登ったMICKEY | まだまだ壊れた橋が(^^;) |
途中に3〜4カ所壊れた橋。沢のはるか上部の分岐に来た。
左にピンク。前は沢への急下降。左を偵察したが、違うと思われた。
「気をつけろよ」と声をかけつつ、急下降の道を採る。
12:00
ドンピシャで水垢離の淵の上に下りてきた。昼食を食べ、登山靴に履き替えて、
前鬼の宿坊へと登る。夏は苦しかった登りが、涼しくて快調(^^)気持ちいい。
宿坊への登りも秋は涼しい(^^) |
3人の男性とすれ違った。お遍路さんの鈴を手にしていた。
13:14 宿坊到着。 13:40 駐車地点到着。車が8台あった。
ワイパーに吉野警察の「車上荒らしに注意」の紙札がつけられてた。
今日の七重の滝も豪快 |
下北山村の「きなりの湯」に入り帰宅。空いていていい湯だった(^^)v。
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徒渉点で出会ったカメラの男性は香芝市のKさんであったとご子息からメールを頂いた。
ホームページを見られて、その時の写真を2003/02/25に送ってくださった。m(..)m
ナメでの一風景/Kさん撮影 | 夏の前鬼のナメ/Kさん撮影 |
この1つ前の山行記録は「鈴鹿:一ノ谷から御在所岳」の記録です | |
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